舎主と共に、ここ数年ちょこっとだけ遊ばせていただいている草月流生け花。
その初代家元勅使河原蒼風「花のピカソと呼ばれた男」の展覧会が開かれているというので、先月オープンしたばかりのホテルエミオン京都にある「草月WEST」に行ってきた。
「生け花」という範疇を取っ払っても良いのでは?と思える表現に、心震えた展覧会でした。
やっと開館しました。京都市美術館改め「京都京セラ美術館」
コロナの影響で、まだ京都府民だけ、予約制で入館できるようになったので、とにかくどんな建物になったのか、見たくて見たくて・・
外観は大きく変わりがなく一安心。エントランスは半地下に掘り下げられています。
「ずいずいずっころばしごまみそずい、茶壷に追われてどっびんしゃん・・・」
湯屋谷の茶工場(跡)にあった茶壷をかたどった窓。
宇治田原に来ました。静岡の茶農家に育った私には茶畑は原風景のひとつ、きもちいい~!
湯屋谷地区は谷あい深く入り込んだ集落。
豊かな自然に囲まれた伝統的な家屋、、緑茶の創始者「永谷宗円」の生家(復元)、宗円を祀った「茶宗明神社」、雨乞いにウナギにお酒を飲ませて放すという大滝などがあり、癒しの散策路となります。
神社奥の道を登っていけば、金胎寺の行場で有名な鷲峰山(じゅぶせん)を越えて和束町へ抜けられます
あっという間に桜の見ごろが過ぎてしまった今年。
仕事に追われ、車窓から桜を見るのが精一杯だった舎主Kを誘って、ご近所にある宝ヶ池の散歩に出かけました。
自宅から宝ヶ池をぐるっと回って1時間強の散歩道、少しでも超運動不足のKを歩かせねば!と・・・
桜はほとんど終わっていたけれど、ヤマツツジがそれはきれいに咲いていてる。
「お~、ヤマツツジってこんな色やったんか」とK。
おいおい、私の亭主がそんなことを言うなんて、ハズカシイゾ(*ノωノ)
でも私も、山歩きが好きになり、山を覆うようなヤマツツジの群落をを見るまでは、ツツジはあまり好きな花ではなかったし興味ももたなかったなあ。それまで刈り込まれた民家や寺社のツツジしか知らなかったから。
9月に行った初秋の見学会にテンションが上がった私。今回は晩秋の樹木園コースに行ってきました。
前回に続いて同じくハイテンションのM子はんと新にW子さんとの3(還暦)ガール・・・さぞや姦しい事と・・・
研修棟裏のプラタナスの紅葉が見事です。
このプラタナス、別名ヒポクラテスの木。
ヒポクラテスがその下で医学の道を説いたという、ギリシャのコス島のプラタナス、その木からの接ぎ木で育ったものだそうです。
ヒポクラテスのプラタナスの子供!です。
我が家から徒歩10分のここ「武田薬品京都薬用植物園」
一般募集する研修会があることを知らずに、入りたい、入りたいと・・・
特にこの明治時代の建築物が移築されてからは、塀越しに背伸びして覗き込みながら散歩していました。
しかしなんと、HPに年4回の研修会の募集の案内が・・・申し込んだら簡単に入れてしまいました。
切望し続けたウン年間は何だったの?
ああ!「武田薬品のケチ!」とまで言った私をどうぞ許してください。
「茶庭」というと、限られた空間の美というイメージを持っていた私には、この江戸初期に造られた庭は衝撃的でした。
パンフレットに書かれている・・・「境内全体が一つの茶席の風情になるよう考えられており、表の門や玄関までの道、座敷や庭園、そして露地を通って小間の席という茶の湯で人を招く場合に必要な場所の一揃えが石州の演出そのままに残されている。」
まさしく「石州の演出」を体験してきました。
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「金継ぎ(きんつぎ)とは、割れや欠け、ヒビなどの陶磁器の破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法である。金繕い(きんつくろい)とも言う。」(Wikipediaより)
それは知っていたけれど、自分が金継ぎした陶器を持つことができるなんて考えたことがなかった。
だって、「金」・「漆」を使用する、陶器の割れ・欠けを埋めて接着する・・・なんとハードルが高い!
そもそも、そこまでの経費(自分じゃできないし、どこかへ修理に出すしかないなあ、と・・・)を掛けるほどの高価な陶器なんてもってないし。
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木の意志が伝わってくるように感じるのは、私だけではないと思います。
そんな気配を感じたくて山に行くのだと思います。
前回の秋の大台ケ原に続いて、今回は「春」
下界は夏日とか言っていても、標高1300~1500メートルのここは、今が春の真っ盛り。
樹木の新緑が本当に美しい!
正式名称は「吉野熊野国立公園 大台ケ原」
東大台は自由に散策が出来ますが、西大台は「利用調整地区」になっており、事前の立ち入り申請とレクチャー受講が義務付けられています。
入之波温泉に前泊して9時についた時には、すでに駐車場は満車に近く・・・「新緑の時期だし、やっぱり人出が多いんや~」と思いきや、ほとんどは東大台だけを見て帰る観光客・・・せっかくここまで来て、もったいないなあ~。
5時間10キロの西大台を歩く間に会った人は数組、あとはパトロールの人に2回・・・絶対無許可では入れません!首から下げた許可証と名前もその都度チェックされます。見つかったら6か月以下の懲役か50万円以下の罰金ですよ。 (「自然を守る」姿勢が徹底しています!)
連休の大渋滞の中、長野までドライブ?神社と資料館と考古館を見に?冗談でしょう!(E)
「空飛ぶ茶室」と「空飛ぶ泥船」やで~、藤森照信建築やで~
見たいやろ~?(K)
おおっ!行く行く!
運転手、させていただきます(E)
と、乗せられた。
仰徳学寮(元有栖川宮熾仁親王邸) 県指定重要文化財
(1884年明治17年建築、1938年現在地に移築)
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故郷ー静岡県掛川市を出て四十余年、生まれた土地のことを知ろうとしてこなかったなあ~と思い始めています。
そこで今回、掛川城の散りかけた桜を見た後、「大日本報徳社」へ行ってみました。
全国の学校に二宮尊徳像は建っていて、報徳社も全国にあるのだと何となく思っていた。というか、そもそも「報徳社」が何物かも考えたことはなかった。
高校へは毎日この建物の横を歩いて通った。が、じっくり見ようとも思わなかった。
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早春の越前はやっぱり良い!
まだ雪を頂いた山、九頭竜川の春、ここに青春18きっぷを使って来るのは本当に価値があります。
九頭竜湖に向かう「九頭竜線」、勝山に向かう「勝山永平寺線」どちらの「えちぜん鉄道」も大好きです。
今日は勝山駅のすぐ脇の小鹿山(371.76M)に登り、比島観音から隣の比島駅にでる2時間半のコース。
名前が可愛いすぎる「バンビライン」にカタクリとイチゲの花を見にやってきました。
京都市西京区にある「松尾大社」の節分祭に、毎年石見神楽が奉納されると聞いた。
なぜ?と思ったら、出雲の神「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」は松尾大社の祭神「大山咋神(おおやまぐいのかみ)」の祖父神にあたる、というご縁からだそうな。
一昨年、温泉津温泉で見て以来はまってしまった石見神楽、行ってきました。
「神田日勝」・・・数年前。NHKの日曜美術館で見て、一目で魅かれた画家。
北海道まで実物を見に行く機会は無いだろうと思っていたのに、尾道市立美術館で1月15日まで展覧会をやっていると知ったのは年末。
急遽、舎主と二人車を走らせ行ってきました。
板塀やレンガや牛の毛並みを描く筆、また対照的な静物の色と構成・・・思っていたよりずっと魅力的でした。
画家個人とは縁のないと思われる尾道市で、このような個展を開かれた職員の方の熱意に感謝!です。
あと一週間ですが、一人でも多くの方に見ていただきたいなあ。
⇐展覧会チケット
京ねこは生まれも育ちも「遠江」。
同じ静岡県でも「駿河」「伊豆」はちょっと他所の国っぽい。
長じて「京の都」に住み始めたから、なおさら東には縁遠くなってしまった。
この度、中学の還暦同窓会(!)に出席したついでに、故郷の「気になってたところ」に寄ってみた。
彼の染織作品は大好きで、機会あるごとに見ているのだけれど、つい立ち寄らずに過ぎてきた。
この美術館は、日本史の教科書に必ず出てくる「登呂遺跡」公園のなかにある。
「竪穴住居」や「高床倉庫」、水田跡の広がる公園の中に建つ巨大な石積みの壁・銅板葺きの屋根・・・事前知識のなかった私は、ただもうびっくり!
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京都大好きな「まりこはん」が、玄元舎制作の『京の暖簾と看板』を抱え、「さあ、京都の町中歩きをするよ!」とやってきた。
ちなみにこの本、仲間内で予想以上に評価が高かった。
暖簾と看板探し?・・・面白そう♪ジモティ「京ねこ」、一緒に歩いた、歩いた。
まずは、NHK「関西ええトコ」で放映された、府庁前ちかくの「入山とうふ店」に行き、「冬季限定焼きどうふ」を食べるところからスタートだそうな。
京ねこ「こんなとこ歩くの三十数年ぶりだよ~」と言いながら、古い町家を見つけてははしゃぎながら歩くふたり。
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修学院に暮らして30年、徒歩5分のここ「修学院離宮」に入ったことがなかった。塀の外からわずかに見える樹木を眺め、入りたい・入りたいといつも思いながら過ごしてきた。
なぜって、事前予約はいつも一杯、予約しても休暇がとれるかどうか・・・
ところが今年から、当日受付ができるようになった。
これだけ待ったんだから、記念の初回は『紅葉』にしよう!と・・・だって、長い年月の期待が大きすぎて、入ったらがっかり!てなことになるのが怖い!(期待と妄想が現実を上回る事はよくある)。紅葉はそんな場合のセーフティネット。
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京都市左京区八瀬にある「瑠璃光院」
10月1日から12月4日まで期間限定の公開をしています。
作らせていただいた絵はがきの納品に伺った折、拝観させていただきました。
やはり紅葉にはまだ2~3週間早い様子。
が、何度訪れてもすばらしいお庭と数寄屋造りの建物です。(見事な紅葉の風景は「瑠璃光院の絵はがき」からどうぞ)
私は、ここの建物内部から眺める外の景色が大好きです。絵はがきのプロの写真と比べられると、ちょっと辛いですが・・・
「原谷苑」さん、ごめんなさい。
この時期、桜の名所として余りにも名前をお聞きするので、丘陵地に一面「桜」周りは人の波、なのだと誤解してました。
で、これまで足を向けませんでした。
市内に比べ冷涼なこの地で、多数の花木が自然の色彩を眩しいほどに競い合うのが、この桜の季節だから、皆が訪れるのですね。
まさしく、百花繚乱の地でした。
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先日、京都鹿ケ谷通りを歩いていて、久しぶりに通りかかった「泉屋博古館」・・・開いてる~と入ってみました。(ここは、通年開いていうわけではありません、基本、企画展のときだけ)
特別展「Baronー住友春翠と邸宅美術館の夢ー」の最終日でした。
コレクションもさることながら、私の目を惹いたのは住友春翠が明治36年に建てた須磨の邸宅。
既に焼失したその写真や構造のミニチュアを、36年前までチョンマゲを結っていた日本人が造ったんだ~と、この手の物を見るたびに感じるワクワク感と共に眺めていました。
同じ設計者(野口孫市)の建造物として紹介されていたのが「中之島図書館」と「住友活機園」と住友銀行初代支配人「田辺貞吉邸」・・説明の中にあった【武田薬品】の文字が飛び込んできた!
そう、私のお気に入り散歩コースである、曼殊院前から武田薬用植物園の真ん中を突っ切る道から見える洋館、ずーっと「ただ者じゃないぞ!?」と、気になって仕方がなかった洋館。
古田織部美術館は、その名の通り「古田織部」に関連した茶道具などを展示した私設美術館です。
2014年にオープン後、初めて訪れることができました。
ここは、年4回テーマに沿って展示替え実施し、コレクションを公開されています。
今回は「古田織部と小堀遠州」
茶道に全く素養のない私たちですが、面白く見られました。
織部・・・というと、独特の緑釉・歪んだ無骨とも思える形ばかりが浮かびますが・・・
茶碗はもちろん、棚・釜・杓・水差・竹の花入、
すべて「織部好み」と「遠州好み」の品が対比して展示されているので、その解説と共に眺めているうちに、それぞれの人物の物へのこだわりが見えてきます。
ヒトが一生懸命「好き」と言っている姿は素敵です。
泉佐野からのお客様のM子さん、紅葉狩りのリクエスト先は「高雄」
京都に住む私にとって、ちょっとベタ?と内心思いながらの紅葉狩りは・・・今風に言えば「はんぱないわ~!高雄」で終始しました。
お団子屋さんの苔むした屋根の緑と紅葉の赤は、恥ずかしながら「日本人に生まれてよかった!」なんて思っちゃったりするほどに・・・
関西セミナーハウスにお茶室と能舞台を備えた日本庭園がある・・修学院の地に28年暮らしながら、お茶をたしなまれるご近所さんに教えられるまでまったく知りませんでした。
曼殊院の紅葉の進み具合を確認に、と出かけたついでに思い出して立ち寄ってみたところ、これがなんとまあ見事なもので!
ほとんど人は訪れないので、この静けさと盛りの紅葉を独り占めしたいけれど・・・
2012年「修学院きらら山荘」と名前を変えて一般の人の集客にも力を入れておられるようなので、この風情を愛する方には訪れてほしいと思い、紹介しちゃいます。
京都洛北の紅葉を味わう寺院といえば、わたしにとって一番は古知谷『阿弥陀寺』。
大原から車で10分ほど北上するだけなのですが、訪れる人は本当に少なくて・・・
あまり人に知られたくないけれど、見せたい、自慢したい寺院です。
なかなかのネーミングです。
名前に負けず劣らず、すてきなハイキングとなりました。
昨年暮れ開業した阪急電鉄「西山天王山駅」に降り立ってみたいし・・・
ここから歩き始め、柳谷観音⇒善峯寺⇒光明寺と行くことにしました。
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大阪から来たM子はんと共に京都国立博物館に「南山城の古寺巡礼」展に行ってきました。
仏教美術を堪能し外に出た時、植物好きのM子はんの「あっ、あそこの赤松立派よ!」の言葉に、本館東方向の木立のあたりを見に行くことに・・・
そこに見つけた「東の庭」「茶室特別公開」の案内板。
ウン十年通いなれた博物館
「こんな所に庭とか茶室とかあったかなあ?」
行ってみると小高い丘の上の庭は、たくさんの緑の葉が真夏のような日差しをさえぎる気持ちい~い空間。
この横に東大路と七条通りが走っているなんてうそみたいです。
そして「これ何!?」
木々の下あちこちに、大陸風石像が立っています。
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「鴨東 まちなか美術館」の記事を新聞で見つけて、さっそく祇園縄手へ。
【古美術・骨董の「自慢の逸品」を愉しむ9日間】と題し、参加店のショーウインドウなどに自慢の逸品を展示しているのです。
8日9日にはボランティアガイドや舞妓さんも登場するようです。
「あそこには行かない事にしている」と嫌がる舎主をせきたてて・・・
こんな仕事をしているのになぜ嫌かって?
それは、魅力的なものに出会ってしまって、つい手がでてしまうのが、それを知った私の反応が怖いからだそうです。
大丈夫、今日は私がついていますから、手は出せません。
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相国寺にある「承天閣美術館」で開催されている「円山応挙展 」前期に行ってきました。
私は初めて訪れましたが、館内外の美しさに、さすが相国寺!と納得。
泉州からのお客様、M子さんを案内してご近所の紅葉めぐり。
赤山禅院、曼殊院、詩仙堂と、有名どころが連なっているこの辺りは、このところ人も観光バスもゾロゾロ。
M子さんが選んだ二つのお寺さんは、なかなか渋い選択。
「金福寺」と「圓光寺」です。
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玄元舎のある修学院は、自然を味わう散策も寺社仏閣などを訪れるのも、「ちょっとそこまで」というご近所さん感覚で行くことが出来るのが自慢の土地です。
今日は徒歩10分程の曼殊院の青もみじからスタートです。
「哲学の道」、あまりにもご近所で、あまりにも有名な観光地で、「ちょっとお花見に‥」というのが気恥ずかしい様な‥
でも、四季折々に大好きな場所。
今日は、サクラ・ユキヤナギ・レンギョウ・シャクナゲ・タンポポさえも、春の陽気に浮かれて、疎水沿いを歩く人たちの顔も桜色に染まって幸せそうに見えます。
そんな中に身を置くと、私も幸せかも~!という気分になれます。
一昨年、ブログ「レンタサイクルで小浜の寺巡り」で書いた「多田寺」の名宝が、京都にある「龍谷ミュージアム」での企画展として公開されています。
お寺を拝観した時、『うちのお寺さんの仏さまたちを京都に呼んで、展覧会をしてくれるんだ』と、嬉しそうに話してくださった檀家の方、約束通り見に来ましたよ!
なんとも、特徴的なお顔の本尊・薬師如来さま!
お久しぶりです。
あの時、お出掛けしていてお会いできなかった十一面観音さま!
素晴らしい微笑みで、想像以上に古風な衣、立ち姿‥感動いたしました。
第47回京の冬のたび「非公開文化財特別公開」が始まりました。
今日訪れたのは、妙心寺の塔頭「東海庵」
まずは、方丈前の「白露地の庭」
禅宗の庭は、突き詰めたらこうなるのですね。
この庭を眼前に座禅を組んだら、白砂に描かれた一直線に伸びる線から、見えるものがあるかもしれません。
近年、美しい半夏生(はんげしょう)の庭で人気を集めている建仁寺の塔頭「両足院(りょうそくいん)」
元旦から14日まで新春特別公開を行っています。
今回展示されているのは、伊藤若冲の「雪梅雄鶏図」の掛軸と、長谷川等伯の「竹林七賢図」の襖絵です。
若冲の掛軸は雪を被った梅の木の前に、雄鶏と山茶花の花が色鮮やかに描かれたもので、有名な「動植栽絵」を思い起こさせます。
それを、手に触れられそうな距離で見ることができるお得な機会です。
等伯の襖絵は、黒竹の伸びやかさがが印象的でした。
写真撮影は禁止なので、掲載した写真はパンフレット掲載から拝借したものです。
詳しくは両足院HPからどうぞ!
晩秋の東山を味わおうと左京区鹿ケ谷を散策。
茅葺の山門と終わり際のモミジに誘われて、一般公開中だった「安楽寺」を訪れました。
自宅から徒歩で25分、八瀬にある「瑠璃光院」に K と一緒に紅葉を眺めに行って来ました。
ここは、数年前から春と秋の2回一般公開を始めたのですが、あっという間に、春は馬酔木、秋は紅葉の名所として有名になりました。
比叡山の麓の傾斜地に建ち、高野川のせせらぎを挟んで、向かいに北山を臨むという、すばらしい借景も見逃せません。
2012年京都非公開文化財特別公開が開かれています。
「海住山寺」の五重塔内部が見られるというので、今回は南山城の古寺と仏像巡りに行く事になりました。
調べてみると、南山城方面は垂涎の文化財の宝庫です。
木津川沿いに多くの寺院が点在しています。
一日で廻れるのは「海住山寺」「神童寺」「蟹満寺」「寿宝寺」「観音寺」、間に「山城郷土資料館」を入れるのが精一杯でした。
舎主と私の卒業した大学の同窓会を京町家「庵」で行いました。
「庵」は 「京町家ステイ・アートプロジェクトVol.1」の仕事をさせていただいた京町家の貸家です。
「アートと町家が出会う日」で、実際訪れて以来、何とか一度利用してみたい、他の人たちに町家の雰囲気を味わって欲しい、と願っていた希望を、「同窓会」という形で実現してしまおうとと思い立ったのです。
いくつかある「庵」の町家のうち、選んだのは「美濃屋」。
木屋町の四条と五条の間にあり、一階居間と2階の15畳の座敷から眺められる鴨川と東山の景色は絶景の町家です。
学生の頃、川岸から眺めていた床、そこで一晩過ごす機会が訪れようとは想像もしていませんでした。
昨年訪れた愛宕山中腹にある月輪寺(前回の記事「月輪寺と十一面観音たち」はこちらから)が、先日の豪雨で土砂崩れにあったというニュースが、目に飛び込んできました。