2011年12月11日午前6時40分
熊野灘から登る朝日です。
まるで補陀落への道を指し示すように‥美しい!!
「休暇村 南紀勝浦」の露天風呂から撮影しました。
このお宿は◎です。
贅沢ではないけれど、工夫が凝らされた海の幸中心の食事。
眼下に熊野灘を臨む部屋と露天風呂。
お椀のような露天風呂にひとり入り、
こんな風景を見られる幸せ ♪♪
2006年に【「応挙と芦雪」 -天才と奇才の師弟-】を奈良県立美術館で見て以来の憧れの土地ー串本。
京都から車で4時間の地に、なぜ今まで訪れなかったのか不思議なくらいです。
「芦雪‥」と言ったとたん、W子さんの相方さんも飛びついてきて、3人での二泊三日の熊野詣が実現しました。
熊野灘‥この本州最南端の海を眺めながら、芦雪はあれらを画いたのですね。
海を見て、ちょっと感激!
滋賀県の保有する重要文化財の数は、東京・京都・奈良に続き全国第4位ということを最近知りました。
←金勝山(こんしょうざん・こんぜやま)からの眺め。
右に三上山(三上富士と呼ばれています)
琵琶湖を挟んで比良山地が美しい!
「千年の時間を生きてきた巨木に会える」というので、ガイドさん2人と同好の仲間5人、小雨の降る芦生の森を歩いてきました。
ここは、熊と出会うこともある森の中、入山とともに、ガイドさんが笛を吹きました。
「ピーピー!今から人間が山にはいりますよー、出会ったらお互いにびっくしちゃうから、出てこないでねー!」という合図です。
人間と動物、上手く住み分けをして生きていきたいですからね。
←ここが、第一の目的地、”シュラインロード登り口”
神鉄唐櫃台駅から1時間、上り口から1時間の、あわせて2時間を石仏を楽しみながら歩けば、六甲山に登られる軽いハイキングの予定でした。
始めに道を聞いた落ち葉を掃く年配の男性
「まっすぐ行って左折、次を再度左折して直進」
ふんふん‥着いたのは六甲自動車道の入り口!!‥歩いて登りたかったんですけど‥
10月9日、(K)の出身地である、泉大津濱八町地車祭りに行ってきました。
「地車」と(K)、隠れた舎主の姿が‥
中学生までは、祭りに血湧き肉踊る少年だったようです。
下はご自慢の(K)の町内の地車、今年の写真です。
「峰定寺(ぶじょうじ)」という寺の名前を私は全く知りませんでした。
訪れるきっかけは、高層湿原で有名な「八丁平」に行きたいと以前から思っていたことにあります。
八丁平はかつて、保護運動によって湿原への林道工事が中止になったという歴史をもつところです。
今回はひとりなので山歩きは無理でも、その林道も含めて廻りの自然を見てみようというドライブでした。
南禅寺や大徳寺、東福寺などは塔頭が多数あり、地元に住む者でもなかなか訪ねきれません。
で、前回の大寧軒で勢いづいたKとEは、今回、南禅寺の塔頭のなかから、「金地院」「天授庵」「南禅院」を訪れることにしました。
「金地院=金地院崇伝=黒衣の宰相」と、禅僧でありながら政治の黒幕、というイメージが教科書的にインプットされていましたが、ここの庭や茶室をみていると、好意すら湧いてきます。
友人のM子さんが「京都夏の旅 文化財特別公開」を見に来るということで、KとEも急遽お供させていただく事になりました。
当初の予定は、駒井家住宅と白砂村荘の予定だったのですが、初公開の大寧軒に行きたいとのKの切望により行き先を追加、結果、ここが圧倒的にすばらしいお庭拝見となりました。
大寧軒の歴史・庭園のみどころについては、観覧時にいただいた左の資料でわかっていただけると思います。
お庭の印象としては、Kが言った「緊張感のある庭」というのがぴったりだと思います。
「雲の峰を焼落した、三国ヶ岳は火のようだ。西は近江、北は加賀、幽に美濃の山々峰々、数万の松明を列ねたように旱の焔で取巻いた。夜叉ヶ池へも映るらしい…」(泉鏡花「夜叉ケ池」より)
登って来ました、「夜叉ケ池」
この酷暑の日々、歩くにふさわしい処…と考えたときに浮かんだのが此処!
3年前の春、カタクリの群落を見る為に藤倉山、鍋倉山に登ったのが今庄との始めての出会い。
次は必ず、夜叉ケ池に‥と思っていました。
すばらしいパンフレットです。
小浜駅に降り立って、これを手にした時から、この仏様たちに会ってみたいと思わされます。
小浜市は観光客にやさしい町だと思います。
今回、他の用事で小浜を訪れることになり、それならと突然思い立った寺社巡りですが、下調べをしているうちに、観光協会のHP、パンフレット、レンタサイクルやサイクリングロードの整備と、これは見っけ物かも‥と気合がはいってきました。
一日かけて、ひとり自転車を漕ぎまくり、これらの寺をまわりました。
仏像の写真を撮りUPすることはできませんので、小浜市HPの「デジタル文化財図録」の該当ページをリンクしておきます。是非ご覧ください、そして機会があったら行ってみて下さい。
三嶺歩きの帰り道に、ふたつの「うだつ(梲・卯建)の町」に立ち寄りました。
まずは「つるぎ町貞光(さだみつ)」
こちらのうだつは写真のような「二層うだつ」と屋根の先端の軒飾りや鏝絵(こてえ)など華やかなことが特徴で、商家が「うだつをあげる」のを競い合った様がよく感じられます。
町指定有形文化財として無料公開されている「旧永井家庄屋屋敷」は550坪の広大な敷地の中に茅葺き屋根の主屋、蔵やネドコ(藍をねかす建物)が保存されており、背景の山並みと一体となった景観は、時を忘れそうになる感があります。
「三嶺」(1893m)〔徳島側では「みうね」高知側からは「さんれい」と呼ばれるようです。〕はすぐ東側にある「剣山」(1955m)や四国最高峰の石鎚山(1982)に、高さでは及ばないものの、その美しさは四国一と山好きから定評のある山です。
昨年の剣山歩きと那賀町の滝巡りに続き、6月6日その山頂に立つことができました。
同行はいつもの山歩きの友達W子さん。京都から7時間のドライブです。
修学院は比叡山の西の麓、坂本の町は反対側の東側の麓、町の名が示すよう坂の町です。麓の日吉大社にむかってのメインの道「日吉馬場」から横にそれると、比叡山からの水の流れと威厳のある石積みに、ほっこり癒される空間です。
ここで連休の5月1日から5日まで里坊の特別公開があると聞き、あわてて行ってきました。
里坊とは「比叡山上の山坊に対して麓の坊という意味で、近世に登場する。山上で修行した老僧が、余生を里坊でおくったことから、生活の場としての工夫がこらされ、すばらしい庭園がつくられた。」(大津市歴史博物館《大津の歴史辞典》より)
同行は、KとEが公私とも数十年お世話をお掛けしてきた友達を含め、山ガール4人組です。
六甲といえば、都市に近いリゾート地のイメージが強く、近くにも関わらず長年足が向きませんでしたが、今回その思い込みは全く裏切られました。
雨上がりの植物園を歩いてきました。特設会場の草花展にはさまざまな園芸種が咲き乱れ、温室では熱帯産の鮮やかな花々が見られますが、私のお気に入りは「日本の森 植物生態園」と今の季節は「つばき園」です。
[伝統的建造物群保存地区]にも指定されている商家町です。
二十数年前、舎主が市立資料館から依頼されたレプリカ製作に訪れた時には、昼食を食べるお店も見当たらなかったという町が、今ではこんなに美しく昔日の姿を取り戻し、観光客が行き来する町になっていました。
(K)と一緒に、大阪市立東洋陶磁美術館で行われていた「ルーシー・リー展」に行ってきました。
当日の大阪はは3年ぶりの5センチの積雪。
中之島公会堂も写真のように雪に覆われ、美しい姿をより際立たせていました。