舎主と共に、ここ数年ちょこっとだけ遊ばせていただいている草月流生け花。
その初代家元勅使河原蒼風「花のピカソと呼ばれた男」の展覧会が開かれているというので、先月オープンしたばかりのホテルエミオン京都にある「草月WEST」に行ってきた。
「生け花」という範疇を取っ払っても良いのでは?と思える表現に、心震えた展覧会でした。
やっと開館しました。京都市美術館改め「京都京セラ美術館」
コロナの影響で、まだ京都府民だけ、予約制で入館できるようになったので、とにかくどんな建物になったのか、見たくて見たくて・・
外観は大きく変わりがなく一安心。エントランスは半地下に掘り下げられています。
何故か行く機会のなかったMOA美術館、やっと行ってきました。遠江国(生まれ)の人間にとって、駿河の地は何となくちょっと遠いのです。
熱海駅からバスは真上に登っていき、7分で到着。駐車場から見下ろせば駅と駿河湾が見える・・・なんて所に建てたんや!
「次に来るときは歩いて登ろうな」という誘いに、舎主「エッ(;´-`)・・・」 ←「軟弱者!」
見上げた美術館入り口、なぜか既視感あり??
「タラブックス」=インドの美しい手作り絵本、くらいの気持ちで行きましたが、そのデザイン・色に圧倒されました。こんな風に表現することができる表現力、それを製品として作り上げるシステム、凄いです。
最近たまにある、撮影OKの展覧会だったので、嬉しがりで撮りまくってしまいました。
実物の絵本も売ってます、お勧めです!
「神田日勝」・・・数年前。NHKの日曜美術館で見て、一目で魅かれた画家。
北海道まで実物を見に行く機会は無いだろうと思っていたのに、尾道市立美術館で1月15日まで展覧会をやっていると知ったのは年末。
急遽、舎主と二人車を走らせ行ってきました。
板塀やレンガや牛の毛並みを描く筆、また対照的な静物の色と構成・・・思っていたよりずっと魅力的でした。
画家個人とは縁のないと思われる尾道市で、このような個展を開かれた職員の方の熱意に感謝!です。
あと一週間ですが、一人でも多くの方に見ていただきたいなあ。
⇐展覧会チケット
春日大社が第六十次式年造替を迎えるにあたり、宝物殿を増改築されました。
名前も「国宝殿」と改め、この10月1日に開館です。
その開館式と内覧会にご招待を受け参加してきました。
国宝殿の主任学芸員のMさんは、舎主と私の大学の同級生、そして遊び友達。改築の話が持ち上がって以来、彼女の並々ならぬ奮闘ぶりを見てきただけに、この日が楽しみで、楽しみで・・・♪♪♪
しかも、今回の開館のチラシ(右の写真)と開館式に記念品で配られた『春日大社の甲冑と刀剣』(下の写真)の図録は、玄元舎で制作させていただきました。
『春日舞楽の名宝』 『春日大社 神々の秘宝』 『春日権現験記』 に続く、今回の『春日大社の甲冑と刀剣』この仕事については後日「しごと」でご紹介します)の発刊によって、春日大社の宝物がひと通り図録としてまとめられたようです。
40年来の友人の仕事に、そのように関われたKを羨ましいなあと思いながら、喜びのご相伴にあずかってきたわけです。
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石橋美術館の経営から石橋財団が手を引くと聞いてから2年。
今月28日までの特別展『石橋美術品物語 1956 久留米からはじまる。』が、石橋美術館最後の展覧会になると聞き、行ってきました。
当面は『久留米市美術館』として、市が運営するとのことで、この美しい建物はそのまま残りますが、財団所有の美術品はすべて、ここからなくなります。
同財団が経営する東京のブリジストン美術館に移されるそうです。
昨年訪れて、深い歴史を感じさせる建造物・風土にいたく感銘を受けた「油日神社」
新聞に載っていた!
今年の祭りは、滋賀県の無形民俗文化財に指定された民俗芸能である「奴振(やっこぶり)」の5年に1回の奉納の年に当たると。
Kと「これは行かなくては!」と意見が一致。
前回お世話になった禰宜様に詳細を伺い、朝の神事から見てきました。
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『古田織部展』を開催している佐川美術館に、久しぶりに行ってきました。
建物と紅葉とコラボが余りにも見事だったのでUP。
ここと、ミホミュージアムという、周りの自然を巧みに取り入れたすばらしい美術館を持っていることを、滋賀の人はもっと自慢したらいいのに・・と思います。
「織部好み」をこれだけ集めた展覧会は稀有なのか、漫画「へうげもの」の影響もあってか、予想外にたくさんの入場者にびっくり!
私の大好きな彫刻家、佐藤忠良さんの「蝦夷鹿」もバックの紅葉に映えて写ります。
2012年の「おん祭」
「遷幸の儀」(若宮さまのお出まし)にしたがわせていただき、「お渡り式」と「お旅所祭」を観覧し、自らの感覚がひっくり返るほどの感銘を受けました。
前回ブログ【春日若宮おん祭-遷幸の儀】
次は是非「還幸の儀」(若宮様のお帰り)に従わせていただきたい!との望みを今年叶えられました。
遷幸の儀で来た道を、同じようにヲー ヲーという警蹕(けいひつ)の声に唱和しながら、若宮までお送りします。
一緒に歩いた人たちに、以外に若い人たちが多いのに驚きです。
漆黒の闇の中、火の粉を踏みながらいつしかヲーヲーと声を発しないではいられないこの空間に、人智を超えた何かを求めるのかもしれません。
岡山県吉備中央町の「當番祭」に行ってきました。
国指定重要文化財の指定をうけている「吉川八幡宮」のこの神事との出会いは、作庭家「重森三玲」です。
ブログ重森三玲の故郷を訪ねてⅠ・同Ⅱ
で書いたように、この吉備高原の土地と人にはまってしまった私たちは、それらと切っても切れない関係にあるこの祭りをもう見たくて、見たくて!
熊谷守一を初めて意識したのは、多分「朝のはぢまり」(下のパンフレットの中、丸い輪郭線に囲まれた3重の円の絵)
抽象画(?)と思えるような絵は好きではなかったはずなのに、妙に心に残ってしまった。
岐阜県美術館で展覧会が開かれると知り、やっと70年の画家人生の作品を一挙に見ることができると、心躍らせ行ってきました。
2年前、ブログ「レンタサイクルで小浜の寺巡り」で訪れた時は【資料館】
地方によくある地元の資料館という感じで・・・
ただ、その文化財の豊かなことに驚きました。
この日から大の小浜ファンになった私。
【博物館】になってどうかわるかな?と首をながーくしてリニューアルオープンを待っていました。
感想を一言で表すと、
展示の手法と観てほしいという意欲が、同じ文化財をこれだけ魅力的に変身して観せる・魅せるのか!と驚きました。
一昨年訪れて、京都では目立たない南山城という地で素晴らしい仏像たちにであいました・・・『南山城の古寺と仏像』
京都国立博物館平常展示館の建替後、オープン特別展でこの地の仏像が取り上げられているのは心から嬉しい!
たくさんの人に見に行っていただきたいです。
本当は、現地の寺院で祭られている仏像と対するほうが、受け取るものはおおきいのですが・・・
奈良と京都を結ぶこの地に、これだけの古い寺院があり、寺宝が守られ続けてきたことは、この地に行ってみてこそ訴えてくるものがあります。
この展覧会を機に、南山城ファンご増えてくれたら嬉しいです。
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「思古淵(シコブチ)神社」「花笠踊り」
自宅からわずか1時間余りの地で、まるでトリップしたかのような時間を過ごしました。
最近気に入っている八丁平への登り口がいくつもあるんだなあと地図を眺め、久多からの道を選び登ったときの事。
小浜から出町柳を昔の鯖街道を辿り一日で歩くのだ、という人に出会いました。
こんな風に歴史を感じながら道を選び、歩くのは何と楽しげ!と、下山後下見がてらドライブしていて出会ったのが思古淵神社です。
縁があったのでしょうか、知人が久多に数百年続く家の出身だと知った時の喜びと言ったら‥!!
紹介を得て、話が伺えて祭礼の神事を見せていただける、こんなチャンスを逃すはずはありません。
KとW子さん夫妻が、もちろん、とびついてきました。
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「鯉図」 葛蛇玉
すごいです!
MIHO MUSEUMで開催されている「ファインバーグ・コレクション展『江戸絵画の奇跡』」のパンフレット一面に鯉がびっくり顔で躍り出ています。
実物の絵は、斜めにくっきりと描かれた水の波紋といいそれは一度見たら忘れられない「鯉図」でした。
江戸絵画の有名どころはもちろんですが、無名に近い画家の作品も、江戸絵画を愛する海外のコレクターの目で集められた物が並んでいて楽しめます。
8月18日までと会期の短い展覧会です。 お見逃しなく!