あっという間に桜の見ごろが過ぎてしまった今年。
仕事に追われ、車窓から桜を見るのが精一杯だった舎主Kを誘って、ご近所にある宝ヶ池の散歩に出かけました。
自宅から宝ヶ池をぐるっと回って1時間強の散歩道、少しでも超運動不足のKを歩かせねば!と・・・
桜はほとんど終わっていたけれど、ヤマツツジがそれはきれいに咲いていてる。
「お~、ヤマツツジってこんな色やったんか」とK。
おいおい、私の亭主がそんなことを言うなんて、ハズカシイゾ(*ノωノ)
でも私も、山歩きが好きになり、山を覆うようなヤマツツジの群落をを見るまでは、ツツジはあまり好きな花ではなかったし興味ももたなかったなあ。それまで刈り込まれた民家や寺社のツツジしか知らなかったから。
遅い山桜ともみじの若葉を愛でながら歩いていると、今までそこにあると気付かなかった「国立京都国際会館」への入り口が開いていて、『桜・さくらスペシャルデイズ2018』の看板と呼び込み(?)の人が居る。
ちょっと冷やかしに入ってみるか、と可哀想に『桜・さくら』が葉桜になってしまった庭に・・・
40年近く近辺に住み、最近は散歩コースにもなっているすぐ脇にあるのに、初めて足を踏み入れた。
すみませんm(__)m
建物はいつも見ていて、50年以上前に、このモダンなデザインってすごいなあと思っていたけれど、その前面に日本庭園があってお茶室まで建っているなんて知らなかった。
お城の石積のような角度を描いて積まれた石垣の回遊路を歩いていると、重森三玲の”永遠のモダン”という言葉が浮かんできた。
「京都洛北の山並みを借景に、緑あふれる自然に包まれた京都国際会館の「日本式回遊庭園」は、建築家・大谷幸夫氏(1924-2013)が日本の原風景の里山や棚田にも通じうる庭園として設計。”人は自然の中に集い話し合う”というコンセプトのもと、比叡山を背景に、宝が池周辺の山々や木立を映し出す”池”とそのなかを巡る”浮橋”が一体となって、豊かな交流の場を創りあげています。」(ガイドMAPより)
これは、宝が池から見た国際会館と比叡山。
この風景を見るたびに、ここに住んでいて良かったね、と言い合う場所です。
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