京都大好きな「まりこはん」が、玄元舎制作の『京の暖簾と看板』を抱え、「さあ、京都の町中歩きをするよ!」とやってきた。
ちなみにこの本、仲間内で予想以上に評価が高かった。
暖簾と看板探し?・・・面白そう♪ジモティ「京ねこ」、一緒に歩いた、歩いた。
まずは、NHK「関西ええトコ」で放映された、府庁前ちかくの「入山とうふ店」に行き、「冬季限定焼きどうふ」を食べるところからスタートだそうな。
京ねこ「こんなとこ歩くの三十数年ぶりだよ~」と言いながら、古い町家を見つけてははしゃぎながら歩くふたり。
【写真はクリックで拡大します】
すると、どこかで見た暖簾?なんと、生麩の「麩嘉」にばったり!
予約って聞いてたけどダメ元、と勇気を出して暖簾をくぐってみた。
土間の奥では、忙しく生麩を作っている気配。恐る恐る土間から奥に声を掛けると、「今ならいいですよ、食べてかはりますか~?」と、熱いお茶と麩まんじゅうが出てきた。
まりこはん、もうニャンニャンゴロゴロですわ、の写真。
土間に面したお帳場はこんな風。
床に掲げられているのは、古めいた西洋の楽譜、生けられた花はクリスマス風・・・なんというセンス!恐れ入りました。
麩まんじゅう好きの舎主がやっかみそうなので、お土産をと・・・なんと冬季限定黒豆あんこ入りっていうのが(これ、初耳でした)あって、飛びついた。香ばしいあんこに、舎主満足。
さて、次の「入山とうふ店」、土間には昔ながらのおくどさんがドンっ。
全て、このおくどさんで手作業、大豆も万力を使って加減を感じながら絞るのだと・・・。
さあ、出来たて豆腐を切り分けて、串にさし、おばあちゃんが炭火であぶってくれます。
目の前でじわじわとと焦げ目が・・・ああたまらん!
味噌を乗っけた熱々焼き豆腐、ハフハフ、パクッ・・・これが幸せってもんやわ~と思うふたり。
あっ、写真を撮らなあかんやん!
《この焼き豆腐は冬季限定、売り切れ御免ですえ》
買って帰った暑さ3センチ程もある(ひろうす)と(おから)、もちろんのこと、美味でございました。
折角近くに来たからと、次に立ち寄った「京都府庁旧本館」
国の重要文化財に指定され、近年一般見学ができるようになったと聞いてはいたけれど、京都府民になって40余年、一度も足を踏み入れたことがない場所。
すみません、ここまでのものとは思いませんでした。
案内のNPOの方がじっくりと説明をしてくださいました。
旧議場で開かれる土曜講座に参加すれば、議員イスに座れると・・・(結婚式やコンサートもできるそうです!)
和洋問わず建物フェチのまりこはん、ここにきて、京都府民の私になんだか嫉妬の視線を向けているような?
(京都府発行「重要文化財 京都府庁旧本館」パンフレットより)
ここからは、ひたすら歩いてお店見物。
「辻和金網」
まりこはん、欲しかった銅製のゆどうふ杓子をGET。
「一保堂」
お抹茶をと、うろうろしたけど、決めかねて・・・。
「お茶を勉強してから寄せてもらいます。」
「八百三」
まりこはん「柚味噌、柚味噌~♪♪」
ガーン、何と「本日はご予約のお客様・・・15時半開店・・・」の張り紙。
まりこはん「帰りの電車に間に合わない」
京ねこ「よしよし、今度お土産にもっていってあげるね。」
こういうお商売も有りかな?と思わせてしまう、これぞ老舗の迫力。
「紙司 柿本」
和紙を見始めたら止まらない。
「嶋薹」
今日、ギャラリーはCLOSE
「亀末廣」
京都の老舗の和菓子屋さんは、私など他所から来たものには、とても敷居が高い。
今日は二人連れに気を強くして入ってみた。
しかし、ここも「お茶を勉強してから・・。」
京ねこ、「観光地京都に胡坐をかいてちゃいけない」と
泉州のまりこはんに教えられた一日。
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