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今日収穫のトチの実。
いやいや、これで自らトチモチを作ろうっていう訳ではありません。
「巨木と水源の郷をまもる会」主催のトチの実拾いに参加してきました。
現地朽木生杉は私の山歩きの原点「芦生原生林」への入り口、大好き・だ~い好きな場所です。
台風が迫っている暑~い一日でしたが、見上げた空は秋の色。
木の上の方にぶら下がっている実も落ちてこないかー!誰か登って枝を揺すれー、なんて強欲なのは誰?
陽を透かしたトチの葉の緑が眩しい!
川に落ちた実も拾います。
熟した実はかんたんに3つに割れ、中から栗の実をまん丸にしたような実が取り出せます。
私ができるのはこれだけ。この後、天日干・皮むき・あく抜き・・・と2か月以上かけて、やっと餅に入れたら独特の風合いをもつトチの粉が出来上がるわけです。
30~40人で向かった数本のトチの木の下には、会の方によって、鹿が歩きにくいようにビニール紐が縦横に貼り巡らされていました。こうしないと皆食べられてしまうとのこと。
トチを食料とする熊や鹿、リスやネズミのエサ場を荒らしているような後ろめたさが・・・
でも、振舞われたトチモチ入りぜんざいを「ウマイ~!」と平らげる私、あさましいのは、やはり人間です。
他にも、今日は秋の気配満載!
これは「イヌセンボンタケ」かなあ~?
右のは「クチベニタケ」
「ツルニンジン」
開花直前の蕾のエクボがなんと愛らしい!花弁の基部に見える距(きょ)は子鬼の角のよう!
開花した花を正面から覗くと・・・これは精密なアートですね。
この可愛いやんちゃ坊主の集まりは「ハシバミの実」
和製ヘーゼルナッツだとは知りませんでした。食べたら美味しいそうですが、殻があまりに硬いので、今日は断念。
半分殻を脱いだ姿は、まるでお椀の船に乗った一寸法師。
木の根元に見えるピンク色は、「ヤマボウシの実」
まあまあ美味しく食べられましたが、細かい種がいっぱい。
「これらの木の実を、たべられるかどうか初めて食してみた人間は偉いなあ~」と誰かが一言・・・同感です。
「エゴノキの実」
美味しそうにも見えますが、これは食べられませんよ。
「モリアオガエル」の雌(大きいのです、8センチくらいはあったかな?)
近づいてもピクリともしませんが、杉の葉みたいな不安定な所で寝なくてもねえ
「食欲の秋」だからでしょうか・・・やたら「食べる」ことにこだわってしまいました。
最後はドライブして「おにゅう峠」まで。
今度は早起きして雲海を見に来なくては!
おにゅう峠の「雲海」と「紅葉」・・・ワクワクものです。
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