芦見谷川から愛宕山へ   ***舎主の相方E のブログです***

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愛宕山・・・京都ではもうすぐ『千日通夜祭(通称千日詣り』です。

7月31日の夜から8月1日朝までにお参りをすると千日分の火の難が免れる、3歳までの子供がお詣りすると、一生分の難が免れるといわれています。

 

いくつかある登山道のうち、田尻谷川沿いを入る裏愛宕道は昨年秋歩きました。この道は旧北桑田郡の人たちの参詣道。現在は林道となり歩きやすい道ですが、自然を楽しむには今一つ・・・今回は渓谷に涼を求めて、芦見谷川沿いを歩きました。

 

 

 

もちろん一人で、ではなく、京北森林公園主催の 「第14回エコツアーIN京北〜芦見谷渓谷トレッキングコース」に参加して、です。

 

京北に行くときに毎回立ち寄る中川の朝市のお姉さん。

いつも「今日はどこに登るんや?」って聞いてくれます。

「芦見谷川から裏愛宕に行くねん」って答えたら

「林道、荒れてるやろう。林業が全然やし整備するお金が追いつかへんねん」って。

道ってみな自治体が整備してくれる、と思い込んでいた私・・・ごめんなさい。

朝採れの完熟トマトとインゲン豆を買って(これが美味しい!!「北山杉の里総合センターで毎日曜日開いています)集合場所に向かいます。

 

荒れてます。

林道が川に崩れ落ちています。

荒れてます。

土砂で林道が埋まっています。


それでも今日の参加者、7才から後期高齢者まで、土砂を乗り越えて林道を歩くこと1時間。

 

やっと沢沿いに入り、見えたのはノリウツギ(糊空木)。アジサイと同じユキノシタ科なのでこれは花弁ではありません。

装飾花「ガク」です。


 

ナツツバキの花が一輪

「苔」が豊かです。

 

これは多分「シラガゴケ(オキナゴケ)」

ウチの猫の毛のようにもこもこフワフワ・・・・・・掌でナデナデ・・・癒されます~

 

大好きな苔ですが、平地ではなかなか育たないので、山に来てはナデナテ・・・

 


「ヤマナシ」

 

                            これは・・・?


 

すごい湿地

 

一面ミズゴケに覆われた向こうに見えるのは「クリンソウ」の群落

 

他にもこの渓流沿いには、春の山野草が咲き終わった後の葉がそこかしこに見られます。

来春の山歩きは、まずココかなあ!!


沢を離れ、サカサマ峠に向かいます。首無地蔵まで登れば、愛宕神社はもう少し。

神社からの展望は全く開けていないので、愛宕山三角点まで登り、眼下の景色に感動!

それぞれに我が家はどこだ~と盛り上がります。

ちなみに玄元舎は奥の山並み左端に見える比叡山のふもと。解り易いのです。

 


山頂まで約3時間。

下山予定の4時まであと2時間で林道の車までたどり着くのか~?

 

下山は、私が最大の楽しみとしていた芦見谷渓流。

 

はい、着きました。

芦見谷川の最初の一滴。

皆で口に含んで「うまい~!」

でしょう、でしょう♪♪♪

 

この一滴が細野川~桂川と流れ、淀川になる。

そんな一滴を味わうために自分の足でここまで来たんだ!と思うと疲れも吹き飛ぶ、いや吹き飛ばないか?

 

水の流れを右に左に渡りながら・・・

何人かは石で滑って、靴ごとドボドボ!

ここで山歩きに懲りないで~


谷を下るほどに流れの幅が広がっていきます。

 

下の写真ほどになったら渓流と呼んでもいいかな?

 

  

10時半出発から6時間半、到着は5時になりました。

お疲れさま!

どの石を渡るか?自分で考えて選んで歩き通した7歳!

初めての山歩きが、しんどいだけのものじゃなく記憶に残りますように!です。

 

 


今日、歩いたコース


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コメント: 3
  • #1

    まりこはん (金曜日, 29 7月 2016 01:36)

    市販のガイドブックで紹介されるような派手さは無いけれど、これが自然だというような、しみじみとした良いトレッキングですね。
    京都市内にこんな「秘境?」が有るんですね。京都・・・ますます深いなぁ。
    まず、川の源流の「最初の一滴」には、なかなか出会えないと思います。そりゃぁ美味しいに違いないわ!。
    林道が荒れている現実を目の当たりにするのも貴重だと思います。
    7歳の彼(彼女?)も、後期高齢者の方も一緒に歩ききって良かったですね。
    「ヤマナシ」の次の写真は「ヨウシュヤマゴボウ」かと思うのですが、だとしたら、増えていきそうで心配ですね。毒も有るってウィキに書いてありました。

  • #2

    京ねこ (木曜日, 11 8月 2016 01:09)

    コメントにリアクションしないまま、「和ばら」で一緒に遊んじゃったから期を逸っしたわ~。
    ヨウシュヤマゴボウ、よく聞く名前だし、この実もそこらじゅうで見かけるけど、結びついてなかった。ヨウシュ=洋種だったのねえ。毒アリ・・・ありがとう、勉強になりました。

  • #3

    まりこはん (金曜日, 12 8月 2016 00:17)

    「和バラ」きれいな空気に包まれてる気がする一日やったね。楽しかった~。
    「ヨウシュヤマゴボウ」何度聞いても、読んでも「洋酒?」って思う私です。いかにも・・・な濃紫色の実がなるし。我が家の庭にも鳥が運んで来るので、苗を抜くのに追われます。