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行きたい行きたいと思っていた「廃村八丁」
4月の京北森林公園のエコツアーの行先がここと聞いた時には飛び上がって喜びました。
都市に住む人間が、自然に癒しを求め廃村を訪ねる・・・不遜な事にも感じられますが、誰も訪ねなければ、無かったと同じ事になってしまう。
赤い線が今回の歩行コース
佐々里峠のお地蔵さん
車で「佐々里峠」まで行き、尾根道を「品谷山」(地元では「シナダンヤマ」と呼ぶそうです)を目指します。
品谷山から廃村八丁へ向かうスモモ谷のシャクナゲは見頃を迎えようとしています。
イワウチワやイワカガミは大群落をつくり・・・テンションがあがります♪
30代から70代まで総勢12人、助け合いながら2時間半・・・到着です。
廃村跡・山城跡・寺社仏閣跡、石垣だけが残った姿からは、これを積み上げ建物を建て、そこを動き回っていたヒトの思いが伝わるようです。
それでも此処は「廃村八丁の会」の村長さんが始終手入れをされているから、雑草に埋もれることのない姿を見ることができます。
村のお地蔵様・・・真新しい前掛けをかけてもらい、供えたかのようなイワウチワが咲いています。
神社の鳥居は2本の柱だけが建っています。
八丁八幡宮
明治9年に、八丁山二番地が京都府より所有権の確認を得たことを記念する石碑。(明治45年建立)とある。
八丁が廃村になったのは昭和16年・・・30年後を予想もしなかっただろうな~
雨ざらしなのに、明治15年の奉納額が読み取れる状態で残っている?と思ったら、2004年にネットにUPされている方のの写真には、大きい屋根付きの社としっかりした形の鳥居が写っていました。
2004年以降、その社が朽ちた後、やはり村長さんがロープでくくり、この状況を維持されているのでしょうか。
(廃村八丁に関しては「廃村八丁の土蔵の歴史」という、綿密に調べられたHPがとても参考になります。)
「また来ますね」と手を合わせ、帰路は刑部谷の谷川を何度も右に左に渡りながら(そそっかしい私が今回足を水に浸からなかったのは、ちょっと驚き!)ダンノウ峠を超え、元来た尾根を佐々里峠に戻ります。
途中出会ったこの大木は、倒れてからどれほどの年月が経ったのでしょう?
大地に戻ろうとしています。
「うん、こういう事だよね」な~んて、ひとりで勝手に頷いてしまった。
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