「原谷苑」さん、ごめんなさい。
この時期、桜の名所として余りにも名前をお聞きするので、丘陵地に一面「桜」周りは人の波、なのだと誤解してました。
で、これまで足を向けませんでした。
市内に比べ冷涼なこの地で、多数の花木が自然の色彩を眩しいほどに競い合うのが、この桜の季節だから、皆が訪れるのですね。
まさしく、百花繚乱の地でした。
【画像はクリックで拡大します】
スタートは仁和寺。
石垣と土塀がカーブを描きながら続く風景は、なんとも美しい!
土塀には、門跡寺院の象徴である5本線が描かれています。
天皇陵への石段?
一体いつの時代のもの?と思うほど恐ろしく急な階段です。でもここを行くと随分ショートカットになるよ、と、さっきすれ違った方に聞いたので、登ります。
石段を登ると間もなく、やっぱり在りました「宇多天皇 大内山陵」
時間が許せば、ここを登って行っても原谷苑に行けそう・・・歩いてみたいけど、今日は、左の一般道を行きます。
おっと!足元に白い花の群落・・・「草イチゴ」でした。食用イチゴの花より妖艶で素敵です。
道路の脇、古い石垣の間にスミレが咲いています。あっちにも、こっちにも・・・
強い!
30分程歩いて「原谷苑」に到着。
始めに目に入った「山吹」から、もう魅入られてしまった。
そんな花々を、ギャラリーで、どうぞ!
予約しておいた「ちらし寿司」を、床几台に座り、ゆっくりいただきます、
もう、目もお腹も満腹です。
帰路は来た道を戻り、途中から御室八十八ケ所霊場に入ります。
今日は、七十番から八十八番札所をお参りしながら仁和寺に向かいます。
たどり着いた池に向けて「木蓮」の花が影を落としている風情が素敵です。
向こう岸、水から顔を出しているのは、に見えるのは「カキツバタ」?
同行のまりこはんが、水野克比古写真集『京の野仏』に載っていた「蓮華寺」(仁和寺の隣)の「五智如来石仏」を見ていこう!と言ってくれた(舎主の仕事をちゃんと見てくれていて感謝)。
立ち寄ったところ、思いがけず、緑色に咲く桜「御衣黄」と対面。
原谷苑ではまだ咲いていなかったけれど、ここでは咲き始めています。
得した気分!
「原谷苑」は桜の季節以外にも「梅」「紅葉」の季節にも公開されているようです。
紙屋川~鷹峯~原谷~御室は、秋には、なかなか良いコースとみました。
そう、次は八十八ケ所霊場の残り、1番から69番参りもクリアせねば。
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