昨年の秋、「葛城古道」をえらく気に入った私、奈良で半日の時間が空いたので今回は「土佐古道」を歩いてみることにした。
土佐古道について詳しくはこちら。
山を歩くと時々山城跡に出会う。大体は中世の山城。部分的に残った石垣や土塁から数百年前の姿を想像するのはとても楽しい♪
今日は近世まで使われていたお城。山城フェチでは全くないけれど、たくさんの石垣が残ったここを見て、気に入るか入らないか、登る前は期待度半々。
壺阪駅から続く古道途中の観光駐車場に車を止めて(無料です)まずは出先で必ず立ち寄る「観光案内所」へ。
そこで見つけた面白そうな雑誌「月間大和路 ならら」の特集は『風雲!高取城【復元高取城を攻略せよ!】』
CGで往時を再現したページを追いながら登る山道が面白い面白い‥!
【画像はクリックで拡大します】
山道は古い石段と近年整えられた材木とで、歩きやすい道になっています。
標高583.9Mの高取山、平地からの高低差390Mの高取城までは、ちょっと汗をかかねばなりません。
いつの時代に誰がここまで運んできたのか、明日香にあるのと同じ猿石が・・・
ここを高取山に登らず、北に向かって下ると明日香村だから、道しるべのつもりか?
【二ノ門】
ここからいくつの門を潜ったらお城を攻略できるのでしょう。
【矢場門】
この門の手前に【国見櫓】への道があります。
【国見櫓】からの景観
葛城山・二上山・畝傍山・耳成山・香久山・・・ぜ~んぶ見えちゃいます。
【松ノ門】
【宇陀門】
【千早門】
やっと【大手門】に到着しました。
もうこれで終わりかと・・・
いやいや、まだありました。
【十三間多聞楼門】
【十五間多聞楼門】
やっと「本丸」の石垣が見えてきました。
はい、ここが「本丸」への入り口、高取城攻略です!
本丸は、あまりに広すぎて、写真に納まりません。
本丸から東に見える高い山が「高見山」、ということは、この方向が吉野から熊野に続くあこがれの【大峰奥駆道】・・・ああっ~駆けだしたいイ~!
下りは壺阪口から五百羅漢を拝みながら、壺阪寺の脇を通って戻ります。一周3時間。
古道沿いには、伝統的な建造物を維持しながらそこに実際に暮らしている家々も多く、見飽きることがありません。
もっともっと脇道に入り込んで歩いてみたくなる町です。
コメントをお書きください
まりこはん (水曜日, 03 2月 2016 00:55)
うーーーん、面白そう!行って見たい!
昨秋の葛城古道は、そこに有るもの、歩く道、お天気…何もかも感動的な一日でしたね。
今回の街道もまた、興味深さがバシバシ伝わってきます。
「半日空いた時間」で、大変な収穫ですね。
奈良・・・かつて15年住んでいた時には気づかなった面白さに、今頃魅了されています。
是非是非もう一度、季節を変えて一日かけて、ご一緒してくださいませんか?
京ねこ (水曜日, 03 2月 2016 22:11)
もちろんですよ!
一人で歩き始めてすぐ、「まりこはんと歩いたら、もっと盛り上がるだろうに・・・」と思ったぐらいですから。
次回が楽しみ楽しみ♪♪
まりこはん (水曜日, 03 2月 2016)
わーい、光栄です。
「もちろんですよ」も、いただきました。ありがとうございます。
こちらこそ、楽しみにしています♪♪♪
歩き回ることが好きなおかげで、楽しみな事だらけです。