やって来たぜー 大台ケ原!!
と、わたしも右下の青年のようにポーズをとったのですが・・・
彼の方が様になっていたので、こちらを採用!
このまま、あの山の向こう、熊野まで走っていきたい気分です。
午前10時半、200台の駐車スペースは満車、ドライブウェイにはあふれた車が何十台も駐車されていたのには驚きました。
次に驚いたのは、東大台の荒れ様・・・
平地は一面ミヤコザサに覆われ、屍のように枯れた木が続く事に胸が痛みます。
西大台に近づくと、沢もあり、こんな緑がよみがえってきます。
こちらまで来る観光客はぐんと減りました。
確かに、ここまで歩くと4~5時間かかるし、ガレバも多いから革靴でちょっとという訳にはいきませんが・・・わたし的には、この景色を見ずして何を見に来たんだ?という感じです。
はい、今日はここまで。
明日、西大台調整地区へ入る為には事前レクチャーを受けておく必要があります。
立入り認定証は事前に申し込み、郵送で取得しておかなければなりません。
ビジターセンターのお兄さんに、調整地区になった経緯や大台ケ原の植生、立入りにあたっての注意事項や地理案内を受けて完了です。
これで明日は堂々と入ることができます。
下の地図は、レクチャーでいただいた、環境省発行「西大台利用調整地区ガイドブック」よりの引用です。
2日目、大台ケ原は雨。
合羽を着こんで、5時間の散策に出発です。
立ち入りにあたっては、首から下げた認定証を提示し、外来植物を持ち込まないようマットで靴裏の泥を落としてから入ります。
木々に覆われた森の中は、雨もそれほど苦にはなりません。
むしろ、雨に濡れた葉っぱや苔、刻々と変わる霧の景色に感動です。
ミヤマシキミの大群落もあります。⇒
愛らしいクチベニタケ ⇓
こちらも愛らしいマシュマロのようなキノコ
名前は??? ⇒
Hさんから『タマゴダケ』と回答が届きました。
この白い「殻」が割れて中から赤いタマゴが現れるのだそうです♪・・・Hさんありがとう!
突然足元に現れたカエル・・・ナガレヒキガエルというのだそうです。
その大きさ(20センチ位)に一瞬のけぞったけれど、よく見ると首や顎のえんじ色がチャーミングですね。
木々の根元は落ち葉と苔に覆われています。
調整地区のなかは、常に巡視員がまわっているので、認定証を提示しなければなりません。
森を大切にする、という気持ちさえあれば、道に迷う心配もなく安心して心行くまで森を堪能することができます。
東と西、両方を歩くことで、ヒトと自然がどう関わっていけば良いのか、考えさせられました。
ちなみに、利用調整地区に指定されている国立公園は、ここと知床国立公園の2ケ所だけだそうです。
まったく知りませんでした・・・知らなくてはいけないことがたくさんあります、ね。
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