アップにしてみると息をのむほど美しい!・・・「コアジサイ」
山を歩くようになってから、装飾花(萼片)で覆われた西洋アジサイが苦手になって・・・
今日は、自然観察の先輩たちと滋賀県箱館山にコアジサイの大群落を見にやってきました。
山の斜面一帯、淡い青色の房が、行けども行けども続いています。
さすがにこの道の達人は、どの時期にどこに行けば何に出会えるか、本当に良く知っています。
それらは、自分の足と目で長~い時間を掛けて蓄えたもの・・・恐れ入ります。
【画像はクリックすれば拡大します】
コガネムシ科の「ハナムグリ」
名前の通り、花に潜り込んで必死に花粉や蜜を食べています。
ここには、食べきれないほどのエサがあるから彼らの楽園です。
「ヤマアジサイ」も、装飾花が楚々として風に揺れる姿は、気品があって素敵です。
ここ、滋賀県高島市の箱館山の奥にある「平池」はカキツバタの群生地です。
湿地保護のため柵の中には入れないけれど、薄紫に見えるのがすべてカキツバタです。
池の周りは自然の宝箱のようです。
下の写真「ウツギ」は今が盛り。
これは、またまたアップで撮ったら作り物の花のように可愛らしい「ミズタビラコ」
産毛のような毛の触感・・・伝わりますか?
「ギボウシ」・・渓流の斜面に咲く姿は、家の庭で見るのとは全然違う!
「ミゾホオズキ」
見上げると「ヤマボウシ」が真っ白な花、いやいや正式には総苞片を見せ(花は真ん中にある、まあるいもの)、道のわきには「トリカブト」が大群落をつくっています。
トリカブト=毒というイメージには同情します。
あの紫の凝った造りの花はとても素敵だと思うのですが・・・
ちなみに、トリカブトの花はこんな形。
神主の【烏帽子】・舞楽の【鳥兜】のようですね。(2013年9月22日、行者山にて撮影)
夏の終わりに、会いに来ましょう 。
最後に、本日私の中で盛り上がったのがこれです。
河川敷や山でよく見かけるタデ科の植物ですが、今日初めて名前を知りました。
「ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)」
棘が下向きに出ていて、これでお尻を拭われたらすっごく痛そうです。
シンデレラの世界じゃあるまいし!
ちなみにお隣の韓国では「嫁の尻拭き草」というのだそうです。
国は違えど・・・怖いのは、植物にこんな名前を付けた人間?!。
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まりこはん (火曜日, 22 7月 2014 10:33)
「コアジサイ」、この清潔な美しさは感動ですね。
何度見ても、心が洗われる色合いと造形です。
実物はきっと数ミリ単位の花びらやシベなんでしょうね。是非実物を見たいものです。
それから「ミズタビラコ」。GWに坂本で、水路の水際に沢山咲いているのを見つけました。初めて見る花で名前を知らないまま、流れる水との兼ね合いも清々しくて激写してきました。実は、花と葉の質感が「キュウリグサ」に似ていると思い、花穂の形が違う程度の事かと思っていました。でも、育ってる場所も違いますね。
一つ疑問が解決して、嬉しいです。ホント、いつも興味深い内容をありがとうございます。
(5月末に、我が家にも子猫が来て、その子がキーボードが大好きで、なかなかPC
を使えない日々で、コメントが遅くなりました。)
gengensha (火曜日, 22 7月 2014 21:51)
”猫っ可愛がり”のまりこはんへ
是非、是非、来年の6月においでなさいまし~
薄青色のコアジザイの大群落に包まれたら、心はフワフワ♪♪♪
実はミズタビラコもキュウリグサも知らなかった私です。
実際の花はやはり薄い青、真ん中はおもちゃの白いビーズの指輪を縫い付けたようですよね。同じものを激写したなんて・・嬉しい(^^)v
(E)