八丁平で「鯖街道ウルトラマラソン」に出会った!

初夏の八丁平を見たくなり、今日は独りで伊賀谷コースを登りました。

一昨年秋の台風による被害はここでもあちこちに見られます。

林道は入り口から車の進入は禁止になっていました。

林道入り口に車を置き、終点まで歩くこと30分、谷を右俣に渡って登るはずなのですが・・・あれっ?前回渡った橋がない!

これも台風で流されてしまったようです。

 

【画像はクリックすれば拡大します】


谷に向けてロープが木の根に括ってありました。これにつかまって谷に降りて、飛び石を使って渡れということですね。

滑ってはまった経験のある私の足下は慎重に慎重に・・・

これ以後、沢の右俣・左俣を4~5回、このスリルを味わいながら進みます。

 

ちょうど春の花が終った後で、このヤマツツジ意外に花は見かけませんでしたが、とにかく緑が美しい!


息を切らせて峠を登り終え、眼下に広がる八丁平と峰床山に「やあっ、久しぶり!」などと声をかけていると、湿原のまわりをゼッケンをつけて走っている人の姿が・・・陸上部の高地トレーニング?

近づいてみたゼッケンには「鯖街道ウルトラマラソン」

走っている人の年齢は20代からもしかしたら私の年代まで?

 

なんと、福井県小浜市から京都の出町柳までの鯖街道を走るという過酷なマラソンだそうです。

 

参加者は全国から800人ほどで78キロと38キロの山岳マラソンにチャレンジするのだそうです。


コースを思い浮かべると、途中には根来坂峠、オグロ峠、杉峠・・・ああっ!想像するだけで心臓バクバクです。

最速の人はなんと6時間で78キロを走りきるのだそうです。

 

この人たちを見ていると、私にもまだまだ出来ることがあるかも・・・なんて勇気を貰えました。


 

湿地には苔が盛り上がり、シダの新芽が頭をもたげる様子が可愛い!


湿原の緑に癒され、ランナーの意気込みに感化され・・・

 

ああ、自然もいいけど、ヒトも悪くないなあ、と思える良い一日でありました。