恒例になりつつある「青春18きっぷ」
今回は、古代史繋がりで、継体天皇の出身地といわれる越前三国町から白山平泉寺に決定。
がんばってるローカル線『えちぜん鉄道』に乗るのも大きな楽しみです。
京都から湖西線・北陸本線・えちぜん鉄道と乗り継ぎ4時間、降り立った所は、抱いていた現代の「漁港」のイメージとはちょっと違うものでした。
なにしろ土地が広々として豊か!
西には日本海、東にはまだ雪を被った白山連峰が、すごそこに有るように見えます。
その間を、九頭竜川が広大な原野を創り出して流れています。
「コシヒカリ」を生み出した豊かな土地です。
江戸から明治にかけては、北前船の寄港地として大賑わい、贅をつくした寺社や建造物が残っている湊町です。
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どうです?
この雰囲気?
古美術品のお店ですが、この家自体が古美術品のようです。
民家です。
木造の「うだつ」が特徴的です。
『旧森田銀行本店』
1920年建築、福井県内に現存する最古の鉄筋コンクリート造の建造物です。
内部もすごい。
豊富な木材を使い、それを細工する技術へのプライドやデザインへのこだわりが伝わってきて、見ていて嬉しくなってきます。
天井の豪華な模様は漆喰で描かれています。
現代にもこんな左官技術は伝承されているのでしょうか?
技術があったとしても、それを揮う機会もほとんどないだろうし、寂しいことです。
壁にぶら下がって見えるこれも木製の彫刻です。
建具に一見描かれている様にみえる模様、これらはみな木象嵌です。
『三國神社随身門』
右は境内にある『木立神社』
床下の細工がすごい!
『瀧谷寺(たきだんじ)』
山門に向かう長い参道も、山水庭園も見事でしたが、私が魅入られたのは、この観音堂前の石庭。
作庭者は不明ですが、石の形といい配置といい、これだけ重みのある庭はそうないのでは・・・と思えます。
そして、旅といえば『食』
越前といえば『蕎麦』
「そのへんの定食屋でも美味い蕎麦を出す。あとは好みやね」と言われて、迷いに迷って2件選びました。
『新保屋』と『盛安』、やや太麺と細麺、大根の辛さも微妙に違って・・・どちらも美味い!!
『めがね橋』
三国は、橋だってこんなにお洒落です。
この下を越前鉄道が通っています。
ここから見る海の景色は最高!・・・ちょうど夕日が沈む時間でした。
今夜のお宿、民宿『いたもと』に向かいます。
夕食の魚が楽しみだあ~。
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