早春の山野草を訪ねて…滋賀

 

この季節になると”山野草が私を呼んでいる~!”という気になってムズムズ・・・

 

伊吹山の麓、大久保区という山里で、地域を挙げてセツブンソウの保存を行っているというので行ってきました。

 

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その日は「セツブンソウふれあい祭り」と重なって、地場野菜の名物グルメも食し・・・野菜たっぷりスープカレー、美味しかった~!

 

大久保は奥伊吹に抱かれた、こんなに美しい山里でした。


可憐なセツブンソウ

1株だけ、黄色の株があり、集まった人たちの人気者。


 

ミスミソウ

雪割草という名で園芸種がたくさん作られていますが、やはり自然のこの姿が一番好き・・・

 

リュウキンカ・・・恥ずかしげに顔を隠しているような・・


 

キバナアマナ


 

カテンソウ

上のほう、赤いのが数個集まったのは蕾。

下のぼやけている様に見えるのは、花のひとつが咲いた後、たたまれていたオシベが花粉を吹き飛ばしながら伸びた瞬間です。

集まったみんなは、その瞬間を見たくて息を止めて待ちます。

”ぽんっ”というかすかな音とともに白い煙があがります。

取り囲んだ人々の口からは”おー!”という歓声が。

「小さな花なので、ちょっとでも遠くに飛ばそうとするのだろう」と同行の自然観察会の師が言うのを聞いて、ちょっと感動!

 

どんな漢字を書くのだろうという声が出て、調べると「花点草」だそうです。

 


 

キクザキイチゲ

田圃の横の斜面に一面に咲いた姿は可憐そのもの

虫たちもごちそうを食べるのに必死です。


 

翌々日行ったのは安曇川をのぞむ小高い山。

晴れていれば琵琶湖から福井の山々までが見渡せるはずの場所。

 

ショウジョウバカマ

花の色に個体差があるのがおもしろい。

猩猩(しょうじょう)が袴を着けたように見えますか?


 

 

 

フキノトウ

左のはちょうど食べごろ・・・このあと味噌汁に入れていただきました。

う~ん春の香り!



 

マンサク

今日教えられて初めて発見!

マンサクの花弁ってこんな風にパタパタと折りたたまれているんだ~すごい!!

春には黄色い花木が多い・・・ということに野山を歩くようになってから気づきました。

それまで「黄色」を訳もなく嫌っていた私が、黄色を好きになった始まりです。


 

 

 

バイカオウレン

 

路の傍に数輪・・・と思っていたら、林の中に大群落が・・・

中には、通常の5弁ではなく4弁のものも見つけました。



自然観察会を通じて「滋賀県」に接する機会がぐんと増えた私。

自然も食べ物も寺社も仏像も、滋賀はそれらの宝庫だと気づきました。

なのに、京都の隣にあるばかりに注目度がいまひとつ・・・

不満だった私に飛び込んできた新聞記事。

なんと、こんな展覧会が東京芸術大学美術館で開かれるのです。

 

 

ほらほらすごいでしょう!と言って回りたいくらい我が事のように嬉しい!