備前に行くのならと、舎主Kが前から行きたがっていた『楯築(たてつき)遺跡』へGOです。
行きの車中、同行のM夫妻に持っていた遺跡の書物をみせたところ、『日本のストーンヘンジ』と言われる異様な石の姿に、「見たい!見たい!!」とすごい盛り上がり。
【画像はクリックすれば拡大します】
↑ 弥生時代に思いを馳せるKとM氏
以前は楯築神社があった場所。
ここに御神体とされる石が祭られていたらしい。
石のひとつひとつを、細かく見て回るW子さん。
巨大な石の板や柱が直立しています。
舎主が横に立つとこんな大きさです。
時を古代にさかのぼり、しばしの空想の時間を・・・
この石の周りで繰り広げられたであろう祭祀・・・千数百年前のひとの足音や祈りの声・・・
「まって!歴史のロマンに浸るには、周りに植えられているゴールドクレスト(?)の木は、あんまりじゃない!」
弥生時代の古墳の遺跡を後世に残すための史跡公園なのに、ここにはそこにあるものを伝えようという意思が感じられない。
悲しい・・・
ちなみに、かの偉大なマンガ家、石ノ森章太郎氏の手にかかると、この地はこんな風に表現されます。
『可能な限りのリアリティとイマジネーションをミックスして』(石ノ森章太郎「曼画宣言」より)取り組んだというこの作品は、歴史の事象をこんなにもリアルに感じさせてくれるというのに・・・です。
石ノ森章太郎著『マンガ 日本の歴史3』より
この収納庫に御神体の石が収められています。
横から覗いてみることはできますが、恐れ多いので・・・写真は遠慮しておきました。
後ろに見えるのが、歴史的にも重要な遺跡の突出部を破壊して強引につくられたという「給水塔」。
今では、巨大なコンクリート製廃墟のような姿になっています。
現代の負の遺産として写真に納めることに・・・。
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まりこはん (金曜日, 14 3月 2014 00:03)
わーーーーっ!行ってみたい!!!
ストーンヘンジは今は柵越しにしか見られないそうで、あの巨石を「なでなで」したかった私は大変残念に思っているのですが、北東に少し離れたところにある「エイヴベリー」では、まだ石に触れることができます。
石の形が、やや平たくてイチョウのようなのとか、大きさとかも、似て見えます。不思議ですね。
石ノ森さんの歴史書は読んだことが無かったのですが、読む必要が有るなと感じました。いつも興味深く読ませてもらってますが、今回は、上手く言えないけど、いろいろな切り口に思いが湧き上がってきます。
gengensha (土曜日, 15 3月 2014 00:34)
まりこはん
お褒め頂いたようで、ありがとう。
行きなはれ!読みなはれ!
その目でUKとの相似を確認してきてよ。
なでなでして、ほおずりだってできちゃうよ。
大阪天満宮の梅まつり、備前中央の屋台の【しか(鹿)っこ汁】【鹿肉と牛蒡の炊いたん】美味しかったわあ~
検診で腹囲がひっかかりメタボ指導を受けてるKにぴったりです(笑)。