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「鯉図」 葛蛇玉
すごいです!
MIHO MUSEUMで開催されている「ファインバーグ・コレクション展『江戸絵画の奇跡』」のパンフレット一面に鯉がびっくり顔で躍り出ています。
実物の絵は、斜めにくっきりと描かれた水の波紋といいそれは一度見たら忘れられない「鯉図」でした。
江戸絵画の有名どころはもちろんですが、無名に近い画家の作品も、江戸絵画を愛する海外のコレクターの目で集められた物が並んでいて楽しめます。
8月18日までと会期の短い展覧会です。 お見逃しなく!
この美術館を訪れる楽しみは、展覧会だけではありません。
「道に迷った漁夫が仙境の楽園ー桃源郷を見つけ出すという、陶 淵明の『桃花源記』に描かれた物語を、信楽の地に実現した」 (MIHO MUSEUMパンフレットより)という、森林と建築物が一体化した空間に無性に身を置きたくなるのです。
始めてきた時には、こんな所に本当に美術館があるんかな?と思いながら山道を走りました。
たどり着いた駐車場から、桜並木の間を歩き、金属質で不思議な光を放つトンネルを抜けた向こうに、その「桃源郷」はあります。
何回も来て、判っているのに、その度に感動してしまう光景です。
今まで意識していなかったけれど、「この松、赤松??にしては株立ちでこんな樹皮って‥珍しいねえ」
なーんて、おばさんよろしく大きな声で話していたのでしょう。
通りがかった方が教えくくれました。
「美し松(ウツクシマツ)って言ってね、滋賀県湖南市の美松山だけに自生する松ですよ」
ウツクシマツ?なんて素敵な響き!
嬉しいですねえ、こういう親切!
近年、こういう嬉しいリアクションにありつく機会が減ってしまって‥
よし、私も「おせっかい」と思われることを恐れずに生きよう!なーんてね。
美術館のエントランスホール。
その向こうには、またまた山並みが広がっていて、その中腹に美術館を所有する神慈秀明会の神苑(みその)…これも美しい建物です…が見えます。
喫茶室
燦々と降り注ぐ光と緑が、窓からも網目の天井からも。
クラブサンドイッチがとてもオイシイ!
喫茶室のある建物を後方から撮影した写真です。
内側と外側、ずいぶんイメージが違って面白いです。
ちょっと疲れた帰りは…
電気自動車で送り迎えもしていただけます(もちろん無料!)
でもやはり私たちは歩きます。
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