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「リュウケツ神社、これがなかなかいいんよ~」(「流血神社?まさかねえ」と、無知な私は内心???)
というW子さんの言葉に誘われ、行ってきました。
室生寺の奥に鎮座する「龍穴神社」。
『室生寺よりも古い歴史をもち、水の神「龍神」を祀る。奈良時代から平安時代にかけて朝廷からの勅使により雨乞いの神事が営まれ、室生寺は龍穴神社の神宮寺であった時代もある。』(「宇陀市観光サイト」より)
龍穴神社は、室生寺から国道を室生川に沿って上った先にあります。
鎮守の杜はこうあってこそ!というくらい立派な杉と桧の巨木に包まれています。
鳥居をくぐると拝殿、その奥にまた鳥居があり本殿と続きます。
以前は本殿の横から登り、「龍穴」まで行けたようですが、現在はその道も絶たれたため、国道を進み車で登れる道路が造られています。
神社と国道を挟んで室生川の河川敷との間に、何やら意味ありげな垣根が見えました。
川を見てくるわ~と言って垣根の間を行った3人が、しきりに手招きをしています。
そこには、なんと立派な松が植えられた祭場がありました。
ここは祭りの時に龍神さまが通られる神聖な道だったのです。
川のほうから見ると、なんと立派な杜ではありませんか!
さて、いよいよ『龍穴』
国道の脇道を車で登っていきます。
途中、立派な天の岩戸が祀られていたので参拝。
「龍穴」という案内のある鳥居をくぐり、水音に向って降りていきます。
龍神様の住むという龍穴の前に設けられた遥拝所。
怪しげな男女3人?‥
ではなく、神社と聞けば寄って来る舎主のKとW子さん夫妻です。
「○○とこの穴がつながっていて龍神はそこを通って現れたらしい(笑)」
「あの断崖の切れ込みは普通じゃない!何かを感じる‥」
「龍神が降らせた雨が、滝からこの一枚岩の上を激流となって流れ落ち、室生川に注ぐのが見える!」
「ああ~まさしく現代のパワースポット~!」
とまあ、口々に勝手なロマンを掻き立てられている幸せな光景だったのです。
本日のメインイベントはこちら。
室生寺の『金堂諸仏 国宝 釈迦如来像・十一面観音像 特別拝観』です。
先月訪れて諸仏に魅せられてしまった私たちは、内陣に入って拝見できるチャンスがあると聞き、いそいそとやってきました。
お顔の表情から彩色、緻密な光背も間近で見られて大満足です。
寺院発行の写真集「室生寺の佛たち」は、そんな諸仏がとても美しい写真で納まっていてお勧めです。
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この特別拝観(2013年7月13日~8月31日)のチケットは、裏に日付の入った記念スタンプが押された散花。
十二神将のクリアファイルもいただけます。
心憎い程の配慮がされていて、嬉しさ度アップです。
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