「筑紫大王磐井」に続き「継体大王」へ

年初に八女市の岩戸山古墳に行ってから俄然、古墳づいた K 。

2011年にオープンした「今城塚古代歴史館」と「今城塚古墳」に行きたくてたまらない様子。

磐井の君を制圧した仇ですからねえ‥見ておかなくては。

「こういう地味なところ、駐車場は空いてるよねえ。」 といいながら高槻市までドライブ。

ところが、ゴールデンウイークという事もあってか、沢山の車が‥ 意外!

【画像はクリックすれば拡大します】


 

その理由は、まず館内に入って納得。

それは『来館者を飽きさせない展示』です。

入ってすぐの大型スクリーンで、旧石器時代から古代王権の誕生までをやさしく解説。

子供でも楽しめます。

 

館内いたるところに映像と音声の解説がついています。


展示品のレプリカには、発掘時の写真も添えられています。

中央の皮製の楯、この発掘時の写真も添えて欲しかったなあ~。

巨大古墳の築造過程の巨大ジオラマ


この九州産の阿蘇ピンク石製家型石棺には、偉い人が亡くなったら、こんな風に埋葬されたのだよ~と‥

子供でも思わず覗き込んじゃいますよ。

 

丸木舟で九州から石棺を運んでみたり、市民を交えて手作業で石棺を作ってみたりした様子も展示されています。

関わった人たちは楽しかったことでしょうね。愛着も持てますねえ。


展示されていた埴輪の数々。

下の狩猟埴輪のように解説がつけられいるものもあります。

子供たちが喜んで見ています。


建物を出て裏手の今城塚古墳に廻ったら驚き!

2階のテラスから見える巨大な前方後円墳と、その前の埴輪祭祀場に並ぶ凄い数の埴輪に度肝を抜かれます。

全部で190点が並んでいるそうで‥すごい!

 

これぜ~んぶ、埴輪です。拡大して見てください。  →→→


 

 

間近で見るとこんな風‥

かわいい門までついています。


 

そして、こんな事もできちゃう!

いけないことではないのですよ、子供はみんな喜んで乗ってます。

おじさんは‥

乗れといわれて、嫌々写真に納まったのですが‥


前方部の角の部分。

こんな風に、重要な部分には説明板が設置されています。

前方と後円のさかい、くびれた部分を後円方向から見ています。

「造出(つくりだし)」と呼ばれる部分(緑に覆われた部分)がはっきり見て取れます。


古墳の全体像はこんな風。

現在墳丘の中は散策できるよう整備され、ところどころに設置された説明板で前方後円墳の形状が学べるようになっています。

 

周りは堀と芝生の広場になっていて、お弁当を食べたり寝転がったり。

こんな風に市民が集える公園と古墳をドッキングする発想が○ですね。

たくさんの家族連れが歩き、子供たちのグループが走り回っています。

歴史館と公園、すごくお金がかかっていそうだけれど、この発想と手腕が行政からお金を引きださせたのだなあと感心しました。 


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コメント: 1
  • #1

    安曇族 (火曜日, 26 11月 2013 13:20)

    先月、下記ホームページに大変興味深い内容が載りました。

    松原照子--幸福への近道
    http://terukomatsubara.jp/

    2013.10.12
    新羅と云えば韓流時代劇によく出てくる国です。
    筑紫の国って日本の何処のことなのでしょう。
    随分と前の天皇の時代、新羅遠征に反対して叛いた磐井さんといわれる人のお話をお伝えしたくなりました。
    この磐井さんのお墓には日本の歴史物語を大きく変える秘密があるようなのです。
    でも、この磐井さんなる人物が実在したのかもわからず、鉛筆が原稿用紙に字を埋め始めています。
    このお墓には二つの入口があり、大和朝廷が何かを仕掛けてある入口があるようなのです。
    ここまで書いて何を書きたいのかわからなくなっています。
    磐井さんは反逆者ではありませんが、朝鮮半島の歴史を変えた日本人の一人だったようです。
    彼はどのような国を夢見たのでしょうか?
    今でも朝鮮半島には彼の血を受け継いでいる人がいると不思議な世界の方に教えられると、お隣の国の人々は親戚であることは間違いありません。
    新羅時代は漢字でした。
    今もあの時代と同じように漢字が主流だったら、もっと仲よしこよしの両国になれたに違いありません。
    九州には未だに土深く眠る古代があります。
    大和朝廷の謎を解くポイントは筑後にありと書きたくなりましたが、磐井さんなる人物像はあの時代だけではなく今の世にも多い、我身保全と自我意識 の強い人だったみたいですが、信念だけは並外れてはいなかったようです。
    九州の地で独立戦争が起きた時代のお話をお伝えしました。