七釜温泉(しちかまおんせん)の安楽荘を選んだのは、メジャーな観光地でない事と、【温泉】の質がよさそう、食事がリーズナブルで美味しそうというW子さんの直感。
今回も大当たりです。
おまけに、すてきな葦の湿原がついていました。
今回一番の見っけ物です。
川に沿って延々と葦の湿原が続いています。
芽吹き始めたタチヤナギがあちこちに影を造り、時々鳥のさえずりと羽音が聞こえる以外は静まり返った空間。
どこまでも、どこまでも歩いていきたい‥
タチヤナギの蕾(と呼ぶのでしょうか?)
こちらは、開花しています。
ガマの穂の群落の向こうに咲いていたのは、早咲きの桜かな?
ガマは風媒花。
鳥や虫に頼らず、派手な色を身につける必要も無く、自然の風に運命をゆだねて‥
この綿毛は無事結実したしるし。
また風に運ばれ、湿原に自分たちの地所を固めていく。
そ~んなことをつらつらと思いながら、散歩するのは素敵です。
「安楽荘」の夕食。
まるごと鮑!お造り、蟹、但馬牛etc‥お釜で炊いたごはんもいっぱい食べたいし!
食べることに関しては少々自信のある私たちなのに‥ごめんなさい、食べつくせなかった。
翌日は、再度早朝の葦原散歩を満喫した後、遊覧船でリアス式海岸を海から眺めて歓声をあげ、帰路の途中、香住にある応挙の寺と呼ばれる「大乗寺」で応挙と芦雪を堪能し京都へ。
〆て2万円でおつりがくる旅。
これだから青春18切符は止められません。
大乗寺の客殿の襖絵は一部実物ですが、よくできたレプリカが造られており、各部屋をとても丁寧な説明を受けながら見て廻ることができます。
2階には芦雪の「郡猿図」が‥来た甲斐がありました。
収蔵庫は、春・秋の期間限定公開です。
現地に行かれない方、デジタルミュージアムも楽しいですよ!
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