八丁平と峰床山

秋の北山を歩こうと、八丁平から峰床山に登っていきました。

「八丁平」についてはこちらから

同行はいつものW子さん。

 

大原を過ぎ途中峠を越えて、葛川学校前から林道に入ります。

林道を入ってすぐの空きスペースに車を止め出発です。

 

杉の植林の中を40分程歩きますが、脇を流れる江賀谷の眺めが素晴らしいので、飽きることはありません。


 

 

この木橋を渡り、八丁平に向かって登ります。

この橋、すべってなかなか怖い!

数年前、四国の山奥、滝壺近くで足を滑らせて、見事に川にはまった経験を持つ私は、近年「滑る」ことにとても敏感です。

 

「またまた、中高年の登山者、足を滑らして‥」とか記事になったらと思うと、格好なんて気にしていられません。安全のためなら、這ってでも進みます。



途中で、大きな岩が、とても美しい苔に包まれているのを発見!

でも近くで見ると、一本一本は4~5cmの木のような格好をしています。

これってホントに苔?と、家に帰ってから調べてみました。

 

「コウヤノマンネンゴケ(和名は「高野之万年苔」)」でした。

高野山にちなんで名付けられたようで、苔なのに地下茎をもつのだそうです。

 


八丁平までの道は、何度か沢を右に左に渡りながら登っていきます。

道案内のピンクのテープが完璧に付けられていたので、これさえ見失わなければ迷うことはありません。


八丁平入り口に到着です 。

登りきると、突然、なだらかな斜面が下の方に向って広がる景色に驚かされます。

 

 



 

湿原の紅葉は、盛りの少し手前という状態でした。

川がいく筋も流れ、雪の重みに耐えた木々が大地に踏ん張り、苔や落葉が足元を埋め尽くす‥素晴らしい景色です。

 


せっかくここまで来たのだから、と目の前に見える峰床山にも登ります。

見ている分には、ちょっと前の丘までという感じに見えるのですが、とんでもない、そこそこの登りです。

山頂で周りの山々の景色を楽しみながらの昼食は、毎度の事ながら美味しい!

本日の所要時間は往復6時間15分。

これなら来週の高野山町石道もいける!と自信を持って帰路についた二人です。