爪たてあふ獣どうしの一日は
無償の愛より生存競争
歌集 「豊かに生きよ」より
Kと私の大学の同級生、東野登美子さんが歌集を出版されました。
突然、郵送で手元に届いたその歌集は、途中で目をそらすことが出来ない魅力で私を引き付けました。
そのシンポジウムが開かれるというので、高校の古典の授業以来三十数年ぶりに、「短歌」について耳を傾けてみようか、と出かけて行きました。
彼女の短歌に惹かれるのは、友人だから?詠む題材に同感できるから?表現技法が巧みだから?だとしたらどんな処が?
自分の鑑賞力(理解力?)に自信の無い私は気になります。
彼女のいくつかの短歌が、その道を勉強した方たちの手で、解剖されるように評価されるのを聞いたら、何か解るかも、と。
でも、残念ながら私の期待は空しく‥詠む題材の選択につての意見しか聞くことができずに、がっかり‥
いや、そもそも、世間の評価など当てにせず、自分の直感で、好きなら好きと言い切れよ、私!
ということですね。
はい、いい勉強になりました。
著 者 東野登美子
発行所 いりの舎
定 価 ¥1.000
平成24年6月15日発行
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tomiko (日曜日, 02 9月 2012 11:44)
遠いところ、そして猛暑にもかかわらず、読書会においでくださってありがとう!
もう少し時間があれば、期待にたがわぬ意見も聞けたかもと思います。
どうかまた、よろしくお願いいたします。
gengensha (木曜日, 06 9月 2012 21:52)
凝縮した言葉の方が、伝わる(表現する)力が強いなあと、やっと解るようになってきました。あなたのお陰かもしれません。
M氏の評価、「自立と孤独の間の振幅」にはズンッときました。
また、誘ってくださいね。【E】