性別‥男性
年齢‥不詳(多分、同年齢くらい?‥)
住所‥尾道市向島
職業‥手作り木製家具製作業etc?‥
という情報のみの、ネットが縁で始まった友人Kさんの、そのまたネット友達M氏宅に、女3人プラス犬1匹で押しかけ、2泊3日の尾道・しまなみ海道旅行にいってきました。
「そんな大胆な!」「理解不能!」という廻りの反応に、確かに自分でも、少し前までは信じられない交友関係だなと思います。
自分が変ったのか、世の中が変ったのか。
多分、その両方でしょう。
「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」
私にとって尾道はずっと映画の中のあこがれの場所。
「坂道」 「石段」 「猫」
「高台から空に向かい両手を広げて叫びだしたくなる衝動!」
ついに来たー!!満足です。
坂道を歩いていると、あらゆるところから瀬戸内海と向こうの島々が見えるのが美しい!
こうして歩くと、文学や映画の舞台として描きたくなるのがよーく判りました。
川の向こう岸かと思う程近くに、「向島」から始まる島々が見えます。
明日はこれらの島を渡って、四国・今治市まで行きます。
しまなみ海道のドライブは本当に気持ちがいいです。
様々な橋の形を楽しみながら、美しい瀬戸内の海や点在する島との風景は、日常を忘れて、旅を満喫できます。
しかし、ちょっと待てよ!
尾道ー今治北間の料金は普通車で4550円。島から島への料金は300円から1700円までさまざまで、全ての島で降りると4850円。
車で通りぬけるだけという観光客が、大いのではないですか?
しかも通行料の地元住民への割引等はなし。
私たちが訪れたのは、生口島の平山郁夫美術館と大三島の大山祇神社と今治のタオル美術館。
途中の島は通過しただけで、島に降りてもいません。
おとしたお金は、お賽銭と入館料と、今治で食べた讃岐うどん代だけ‥
これって、地元への経済効果はあるの?
と、K氏に聞いたところ、無いなあ‥排気ガスが増えただけかなあ、と。
うーん、切ない‥!
旅にでると、いろいろな場所で神話伝説に出会います。
ここ、向島にもありました。
尾道の友人M氏は、初対面の私たちに、瀬戸内の魅力を余すところ無くみせてくれました。
M氏は家具を、同行したKさんは鞄を作る人です。
そのどちらも、作られた「物」からその人柄を信じようと思えて、友人を得ました。
勇気をだして手を延ばしてよかった、と心から思える旅になりました。
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