←ここが、第一の目的地、”シュラインロード登り口”
神鉄唐櫃台駅から1時間、上り口から1時間の、あわせて2時間を石仏を楽しみながら歩けば、六甲山に登られる軽いハイキングの予定でした。
始めに道を聞いた落ち葉を掃く年配の男性
「まっすぐ行って左折、次を再度左折して直進」
ふんふん‥着いたのは六甲自動車道の入り口!!‥歩いて登りたかったんですけど‥
次に道を訊ねた、畑でオクラとネギを抱えた年配の女性
「あっち(六甲自動車道の向こう)へ渡る道はありませんよ!!このあたりはね、道に迷う人がとっても多いの!!それはね、大蛇の呪いがね‥」
「あっあっ‥ありがとうございます。」
この後も迷いに迷って、結局一旦有馬方面まで戻り、本来の道へ入ったのは出発から2時間後。
途中に「山王神社」がありました。
大蛇の呪いを祓わねば!
お賽銭もはずみ、丁寧に二礼二拍手一礼。
なにせ今日の同行者W子さんとT江さんは、某神社の関係者。きっと神様は手厚くお守りくださるだろう‥と。
清流沿いの山道に入り、やっと快適な山歩きらしくなりました。
美しい猪鼻滝を眺め、「猪鼻橋」(その時はそう読めた)を渡ります。
林道は途中幾つかに分岐し、道案内の表示はほとんどなかったけれど、参考にしたネットのブログ記事をたよりに進みます。
と、次の橋がまた「猪鼻橋」‥えっ!そんなばかな‥同じ処をまわってる??
呪い‥??そんなばかな!!
前の分岐まで20分程戻ってみたけど、やはり今の道しか考えられない。
再度(第二)猪鼻橋まで戻り、古びた建て看板を見つけ左折。
次のカーブを曲がったらシュラインロード入り口の鳥居が見えるはずです。
‥曲がった先には巨大な砂防ダム‥行き止まり‥!!
さすがに【大蛇の呪い】という言葉が頭をかすめます。
出発から3時間、空腹と精神的疲労は人を弱気にさせます。
ダム前で、横に設置されたイノシシ捕獲の檻(「六甲だから多分イノシシ?クマってことはないよねえ」とE)を気にしながら昼食です。
山頂で眼下の景色を楽しみながら食べるはずだったのに‥(涙)
糖分を補給した身体は元気回復です。
鮮やかに見えてくるはず(と思っていた)の鳥居は、こんな木々の中。でもこれは見逃さずにやっとシュラインロードに入りました。出発から4時間!山王神社のご加護のおかげか、やっと本来の石仏を拝みながらのハイキングが実現したという次第です。
中高年の山登りの遭難事故は、きっと、こんな慢心と準備不測、勝手な思い込みから起こるんですよね。
深く反省です!!
☆☆ ちなみに始めに「いのはなばし」と読めたのは、後で写真を見たら「いのはなこばし」でした‥☆☆
←シュラインロード中ほどにある行者堂
コメントをお書きください
まりこはん (木曜日, 20 10月 2011 23:44)
皆さま、ご無事でなによりでした。
目標としては見つけにくいけど、木々に覆われかけた鳥居は風情がありますよ。
橋の名前の類似にも注意が必要とは・・・、確かにルートの下調べは充分であるに越したことはないようですね。
いつもご一緒するときはすっかり任せきりで、私も反省します。
持って行ってるのはたぶんデジカメでしょうから、今度から迷ったら、先に撮った写真を見るのも、場所を確認する手掛かりになるかもしれませんね。
gengensha (金曜日, 21 10月 2011 01:49)
まりこはん☆
急遽、不参加になってよかった‥と胸を撫で下ろしていらっしゃいますか(笑)?
本当に私(達)ときたら、いつもズッコケで、すみません。