南禅寺や大徳寺、東福寺などは塔頭が多数あり、地元に住む者でもなかなか訪ねきれません。
で、前回の大寧軒で勢いづいたKとEは、今回、南禅寺の塔頭のなかから、「金地院」「天授庵」「南禅院」を訪れることにしました。
「金地院=金地院崇伝=黒衣の宰相」と、禅僧でありながら政治の黒幕、というイメージが教科書的にインプットされていましたが、ここの庭や茶室をみていると、好意すら湧いてきます。
大方丈に座り蓬莱式枯山水の庭園に対すると、広大な包容力に包まれるような安心感を感じます。
方丈の桁行が26.3メートルとあるので、庭はそれより数メートル広く、その割には前面の白砂部分の奥行きが狭いからかもしれません。
本当に深山幽谷に相対しているような心地になります。
こんな部分の写真で情けない、広角レンズがないから‥とつい舎主への愚痴が‥
左の写真は特別拝観券(通常拝観400円+700円が必要)と特別拝観のパンフレットです。
案内の方がゆったりと説明してくださり、質問にも丁寧に答えてくださいます。間近で、複製ではない実物の長谷川等伯の襖絵が見られます。
茶室はとても明るく広々としたもので、茶の湯に不案内な私でも、とても親しみがもてました。
茶室には次の間もあり、そこの床の間は奥行きが通常の半分なのに完璧に美しい!もしかして我が家もこんな床の間なら持てるかも‥と は(K)の言葉。
金地院を訪れる方には是非特別拝観もされることをお勧めします。(一日に数回、定時の拝観なので要注意です)
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