IBCパブリッシングから出版された水野克比古・秀比古両先生の写真集『SAKURA』のプリンティングディレクトをさせていただいた。
IBCさんは、日本で英語の本を出版されている会社だ。
この本も、日本に来られた海外の観光客の方や外国の知人へ、日本を知ってもらおうと思っている人向けに編集されている。
和英併記なので、日本の人も楽しめる。
『SAKURA』と題されているけれどもすべてが京都の櫻。その数170点以上。
京都にはこんなにたくさんの種類の櫻があり、朝昼夜の時刻や天候によって、こんあにもちがった表情をみせてくれるのだと、あらためて再認識させられた。
克比古・秀比古両先生は義父娘婿の関係だが、同じ京都の風景を撮影されても微妙にテイストが異なる。これはどちらが撮られたのだろうと考えてみられるのも楽しいと思う。
秀比古先生の写真をまとまって印刷させていただくのは、今回が初めてであった。
克比古先生とは一味違う写真表現の再現も意識してディレクトさせていただいた。
印刷立会いには、克比古先生だけでなく、IBCの浦社長、デザイナーの石浜さんにおお越しいただいて、違った視点からご指示をいただいた。
日本の春のうきうきした気分を海外の人にたのしんでいただけたらと思う。