2013年4月
窪島誠一郎 『繪摘み』
「信濃デッサン館」「無言館」拾遺
発行: 書肆壺中天
編集制作: 藝文書院
印刷: 株式会社サンエムカラー
プリンティング・ディレクション: 三浦啓伯
協力: 信濃デッサン館
装丁: 大西和重(株式会社ザイン)
サイズ: B4変
総頁: 70頁
平成25年4月15日発行
定価:本体 30,000円+消費税
信州上田市の丘の上に窪島誠一郎氏によって設立された美術館がある。
夭折作家たちの作品を展示する信濃デッサン館と戦没画学生の作品を展示する無言館である。
この二つの美術館の作品から選んだ絵画や彫刻に窪島氏のエッセイ原稿をあわせて編んだ作品集『絵摘み』の印刷・造本を担当させていただいた。
判型はB4変形の大型本。上田の特産品である上田紬を裏打ちして表紙に貼り込んだ。
付録の村山槐多の「猫を抱ける裸婦」のエッチングはたとうに入れて添えた。
窪島氏の思いのこもったコレクションと直筆原稿の良さをゆっくりと味わってもらえるように、館の学芸の方にアドバイスをいただいたうえで、校正刷を現地で原本照合して、原画や彫刻の色をできるだけ忠実に再現しようにとアレンジせずに印刷した。
編集は藝文書院の平出さんがあたられた。