「妖しいまでに艶やかに、
そして燃え上がるまでに美しい古都のもみじ。
カエデの鮮やかな紅と黄金色の銀杏の煌めき。
千年の都は、よりいっそう幻想的な美しさをかもし出す。
写真家・水野克比古がとらえた
京都のもみじ風景の数々を収録した一冊。」
カバー裏、紹介文より
春の「京都さくら散歩」に続いて、秋の京都を写し出す一冊を作らせていただきました。
これらの写真を見ていると、ひとくちに「もみじ」といってもこれだけの色があるのかと、改めて感動を覚えます。
それらの微妙な色を印刷を通して見る人に伝えられたら、と心して努めた仕事です。
「京都の紅葉は、1200年余りの歴史の中で、寺社や邸宅あるいは民家や町家などの人工的な庭園空間と自然界の紅葉とが、程よい調和を保ちながら作り上げた独特の景観美にあると思う。」(「京都もみじ散歩」水野克比古序文より)
本には、所在地・連絡先・拝観時間・拝観料などに加え、写された場所の歴史的説明も添えられており、これを片手に秋の京都散策をすれば、より深く京都を味わえると思います。